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三菱ふそうトラック・バス株式会社

プレス リリース

世界初の量産電気小型トラック「eCanter」を英国へ初投入

2018年3月16日

  • 世界初の量産電気小型トラック「eCanter」を英国初となるお客様へ引き渡し
  • 「eCanter」は航続距離100㎞、ロンドン内外の都市内配送業社に持続可能な代替輸送手段を提供します
  • ウィンカントン社、DPD社、ホーヴィス社が2年間の無制限マイレージ契約で数台を運行

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:マーク・リストセーヤ、以下 MFTBC)は、16日英国(ロンドン市)において、世界初の量産電気小型トラック「eCanter」をお客様へ納車しました。

新開発の 「eCanter」を英国で運行する3社は、運送業のDPD社、製粉大手のホーヴィス社、物流のウィンカントン社です。都市運送システムのために特別に設計された「eCanter」は、これらの会社の環境に配慮した取り組みに重要な役割を担います。

「ニューヨーク、東京、そしてベルリンに続き、電気トラック“eCanter”を、ロンドンの先見の明のあるお客様に納車できることを誇りに思います。従来のトラックに代わる排出ガスゼロで静かな“eCanter”は、持続可能な都市配送のための理想的なソリューションです。私たちは、ここで止まりません。ダイムラーの広大なグローバルネットワークを活用し、必要なインフラの構築や充電設備設置等による”E-エコシステム”について地域の自治体と協力し、支援していきます。そして環境に優しい流通システムの発展を促します」(マーク・リストセーヤ:MFTBC代表取締役社長・CEO)

「今日はロンドンの運送業者にとって歴史的な日になりました。完全に電気で駆動するトラックはもはや夢物語ではありません。私たちダイムラーはすでに車両の生産を開始し、名の知られたお客様とともに電気トラックを実際に動かしています。DPD社やホーヴィス社、ウィンカントン社とこのような形で関係を構築できることを嬉しく思っています。この3社と共に、“eCanter”が都市配送事業に有益であると証明していけると確信していきます。同時に、英国において、より環境に優しく持続可能な都市環境の創出に取り組むロンドンのような街と協力していけることを非常に楽しみにしています」(マイク・ベルク:メルセデス・ベンツ& ふそうトラックUK社長)

お客様は環境に優しい物流手段を選択
DPDと、ホーヴィス、ウィンカントンの3社は、ロンドンとその周辺の配送に数台の「eCanter」を運行します。各社は、車両への投資を通じた持続可能な運行への取り組みの方針を示しており、騒音や排出ガス削減だけではなく、運用コストの削減も期待しています。

DPDは、200以上の国で1日当たり480万個の荷物を運ぶ国際的な運送会社です。英国で1万2千人以上を雇用し、およそ100箇所の拠点で8千台以上の車両を運行しています。最初の2年間は「eCanter」2台を使用する予定です。

ホーヴィスはハイウィカムを拠点とする製パン・製粉業者で、英国のベーカリーや製粉所、配送センターで約3,200人を雇用しています。製粉事業においては年間80万トン以上の小麦を取り扱い、国内およびアイルランドのベーカリーやパン業者に小麦粉を供給しています。ホーヴィスは当面、2台を運行します。

ウィンカントンは英国最大の物流会社で、200以上の拠点で約1万7500人が働いています。3,600台の車両プールに「eCanter」5台が加わります。同社は、持続可能な道路輸送・配送システムの開発を全国規模で目指しています。

eCanter   電動化への道のり
長年の幅広い開発と、欧州や日本での9万km以上の徹底的な試験走行を経て誕生した「eCanter」は、世界初の量産電気小型トラックです。MFTBCが開発し、欧州、北米市場向けの生産はポルトガルのトラマガル、日本向けの生産は日本の川崎工場で行っています。2017年9月にニューヨークで世界発表以降、UPS社(米国)や、ヤマト運輸およびセブンイレブン(日本)、DHL、DBシェンカー、レーノス、ダクサ(ドイツ)といった企業に納車されています。

eCanterは総重量7.5トンで、最大積載量は車体や用途によって最大4.5トンまで対応。永久磁石モーターを備えた電気ドライブトレインは、365 V・13.8 kWhの高電圧リチウムイオンバッテリー6個を動力とし、後軸のシングルギアトランスミッションを経由して135 kWを生み出します。1回の充電による航続距離は100kmを超え、市内配送には十分な距離を実現しています。排出ガスゼロの「eCanter」によって、持続可能な都市環境の創出に貢献できるだけでなく、従来のディーゼルトラックと比較して走行1万kmあたり最大1,000ユーロの運用コスト削減が可能です。

代替ドライブトレインの開発において、ふそうは長い歴史を持っています。「キャンター エコ ハイブリッド」は2005年から生産されており、ハイブリッドドライブトレインを備えた小型トラックをお客様に提供しています。2010年にドイツで開催された商用車の「国際モーターショー(IAA)」において、ふそうは電気トラックのプロトタイプ「キャンター E-CELL」を披露しました。その後2014から17年には、ポルトガルとドイツで大規模な実用供試を行いました。

2017年、MFTBCは電気トラック・バスを扱う「E-FUSO」ブランドを立ち上げました。今年、ふそうは実現可能性や技術の進展に応じて、製品ポートフォリオの電動化を徐々に進めていきます。電気自動車分野でのダイムラーの豊富な資源プールや知識を開発に活かしていきます。


電気商用車ブランド「E-FUSO」について

MFTBCは、新ブランドである「E-FUSO」を立ち上げることで、全車種の電動化に向けた取り組みを明確にします。この取り組みは、電動化プロセスの頂点である大型トラックの開発だけにとどまりません。今後、ふそうのトラックとバスの全車種に、電動パワートレインのオプションを追加していきます。各車両の発表時期は、求められる技術力と実現の可能性を検討し決定します。

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