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世界初の量産電気小型トラック「eCanter」

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:マーク・リストセーヤ、以下 MFTBC)は、14日ニューヨーク市において、電気小型トラック「eCanter」を世界市場へ向けて発表しました。「eCanter」は、世界で初めて量産される電気トラックです。本年度より米国、欧州、日本のお客様に納入を開始します。MFTBCは今後2年間で更に500台の販売を計画しており、2019年から一般のお客様向けに量産を開始します。

 

「三菱ふそうは電気トラックを量産する初の企業となります。代替駆動システムの開発に取り組んできた長い歴史において、新たな時代を迎えることを誇りに思います。数年にわたる実用供試を経て量産化した「eCanter」を、部品、サービスおよび車両の品質保証とともに、FUSOのグローバルネットワークを通じて提供します。「eCanter」は、環境に優しい製品を強く求める世界的動向に対応した製品です。従来の内燃機関に替わる電気トラック「eCanter」の登場は、未来の都市内配送を担うカギとなります」(マーク・リストセーヤ:MFTBC代表取締役社長・CEO)


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環境に優しく経済性に優れた「eCanter」

電気小型トラック「eCanter」は、今日の都市が抱える騒音や排出ガスの課題を解決する答えとして、三菱ふそうが開発した車両です。欧州での実用供試を通して、環境に優しく経済性に優れていることが証明されています。今回北米で発表した車両は、車両総重量7.5トンクラス、1時間(直流急速充電)/9時間(交流230V)の充電で航続距離は100km以上です。電気駆動システムには、モーター(最大出力129kW、最大トルク420Nm)と、360V・13.8kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーパックを6個搭載しています。従来のディーゼル車と比較して、走行1万キロメートルあたり、最大1,000ユーロのコスト削減を可能にしました。

   

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数々の研究と試験が、eCanter 量産へとつながる

2010年 9月            「キャンターE-CELL」(プロトタイプ)IAA 2010に初出展

2011年 12月            「キャンターE-CELL」(プロトタイプ) 東京モーターショー2011年に出展

2013年 6月            「キャンターE-CELL」(プロトタイプ) 第二世代を発表

                              「キャンターE-CELL」(プロトタイプ) NEXCO中日本様に実用共試

2014年 7月            「キャンターE-CELL」(プロトタイプ) ポルトガルにて実用共試

2016年 4月            「キャンターE-CELL」(プロトタイプ) ドイツにて実用共試

2016年 9月            「eCanter」(プロトタイプ) IAA 2016にて世界初公開

2017年 5月             川崎工場にトラック用急速充電設備「EVパワーチャージャー」開設

2017年 7月             川崎工場にて「eCanter」(量産型)生産開始

                                トラマガル工場(ポルトガル)にて「eCanter」(量産型)生産開始

 

量産電気小型トラックの生産開始に先駆けて、2017年5月に川崎工場内に国内で初となる電気トラック用の急速充電設備「EV Power Charger(EVパワーチャージャー)」を開設しました。

7月には、国内向け「eCanter」が川崎工場にて生産を開始。50台の「eCanter」を製造し、内25台は株式会社セブン‐イレブン・ジャパン様に納入を予定しています。7月下旬には、連結子会社三菱ふそうトラック・ヨーロッパ(Mitsubishi Fuso Truck Europe-Sociedade Europeia de Automóveis, S.A.)のトラマガル工場(ポルトガル)にて、欧州・北米向けの車両100台の生産を開始しました。

 

バッテリーを製造するメルセデス・ベンツ・エナジー社(本社:ドイツ)、充電設備のプロバイダーであるChargePoint社(本社:アメリカ)に加えて、ダイムラーのトラック部門は高速充電技術を開発するStoreDot社(本社:イスラエル)への投資を決定しました。このようにMFTBCはダイムラーグループ企業である利点を最大限に活用しています。

 

 

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アメリカ市場での「eCanter」について

米国において、UPS社(ユナイテッド・パーセル・サービス社、本社:アメリカ)に最初の「eCanter」を納入します。UPS社では、持続可能な社会の実現を目指し、保有車両をゼロ・エミッショントラックに移行していく予定です。

「持続可能で革新的なソリューションを実現する技術に着目することは、当社のDNAの一部です。電気トラックはそのような技術の1つであり、当社が既に保有している8500台以上の代替ドライブトレインと同じくクリーンでかつ低騒音な環境を提供してくれるでしょう。UPS社はダイムラーと長年にわたり強固な関係を築いており、電気トラックの利点を追求する機会を持てることを光栄に思います」(UPS社、Global Fleet Maintenance & Engineering 役員カールトン・ローズ氏)

 

また、ニューヨーク州検事総長エリック・シュナイダーマン氏の協力により、8台の「eCanter」を、ニューヨーク市に拠点を置く4つの非営利団体(野生生物保護協会、ニューヨーク植物園、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ニューヨーク、ビッグ・リユーズ・ブルックリン)に提供する予定です。

 

当発表を祝して、MFTBCはニューヨーク市のイーストビレッジに「エナジー・ステーション・オブ・ザ・フューチャー」という施設を期間限定で開設しました。「eCanter」によって、ニューヨーク市やその他の都市部における日常の配送事業を、よりクリーンでかつ静かなものにできることを証明します。