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エンジンがノッキングする
診 断 処 置
 「次の原因が考えられます」

1. 燃料の不良
 燃料の着火性が悪いと、
 着火遅れが生じ、ノッキングを起こします。
 粗悪燃料はノッキングの原因となり
 エンジンを傷めやすくします。

2. エンジンが冷えている
 始動直後や寒冷地で水温が極端に悪いときは、
 エンジンが冷えているために着火が悪く、
 ノッキングを起こします。

3. 噴射タイミングの狂い
 噴射量不均一ノズルの噴霧状態が悪いなど
 噴射時期が早すぎると、
 圧縮圧力が上がらないうちに、
 燃料が噴射されることになり、
 着火が悪くなります。
 ポンプやノズルの不調で、
 噴射量が一定でなかったり、
 霧化されずに噴射されると黒煙が出たり、
 ノッキングが生じます。

4. シリンダの圧縮圧力不足
 シリンダやピストンが磨耗して、
 圧縮圧力が不足すると、
 シリンダ内の温度が十分に上昇せず、
 着火遅れを生じ、ノッキングの原因となります。

「次のことに気をつけましょう」

1. 良い燃料を使いましょう
 着火性の良いものが、
 良いディーゼル用の燃料といえるでしょう。
 JISではディーゼル燃料の軽油として、
 セタン価45以上を指定しています。

2. ウォーミングアップを十分に
 アイドリングを高めにセットし、
 水温の上がるのを待つのが懸命です。
 直噴エンジンには
 コールドスタートスイッチを
 利用してください。

3. 保温も忘れずに
 寒冷地では、ラジエータの前に
 カバーをつけて、
 適温に保つように工夫しましょう。