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![]() 輸送業務をサポートするFTSS(三菱ふそうトータルサポートシステム)が、いま物流業者の間で注目されている。 兵庫県神戸市に本社を置くトータル物流の真和興産株式会社でも、ことし7月、グループ企業のひとつである真和運輸が保有する41台の車両のうち26台にFTSSを搭載(三菱オートクレジット・リース(株)のリースを利用)。輸送品質管理、車両管理、運行管理のさらなる充実を期することにした。 |
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自社の仕事に責任を 取引先には納得を 真和興産は従業員10名、保有車両5〜6台を擁して、昭和48年に設立された。当初は輸入乾物食品の仕入れ、配送業務を中心としていたが、現在は国内食品メーカー各社を主要取引先に、冷凍食品、鮮魚類のピッキング、シーリングなど、二次加工も含めて幅広い業務を展開している。
「商品の配送先は食品メーカーや大手スーパー、食品問屋の倉庫から街中の中・小店舗、コンビニエンスストアまで多種多彩。車が行ってないのは、一般家庭ぐらいといってもいい」と話すのは、真和グループを束ねる真和興産の眞鍋社長。それだけに、手持ちの車両をいかに効率よく稼働させるかが、重要な問題となってくる。 それと同時に、積荷が冷凍食品だから、輸送品質の管理、つまり温度管理にはことのほか神経を使う。商品が生産現場から最終目的地に到着するまでには、複数の業者、複数の人の手を通過する。その間、どこかでミスやトラブルがあれば、品質は低下し、責任問題が浮上する。 ところが、とくに発泡スチロールの蓋を特殊テープで密閉した荷箱の場合は中身の状態が視認できず、責任の所在が不明確になることが多い。冷凍であるはずの商品が、蓋をあけてみたら解凍状態になっていた、といったことも一般の話としてよくあるという。 「だから、冷凍食品の輸送には、つねにそうしたリスクに備える準備が必要なのです」と眞鍋社長は力説する。FTSSは、そうした品質管理の強化策の一環として導入されたのである。 |
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冷凍車の荷室最後部には、冷気が真下に吹き降りるように工夫されている。扉を開けたとき、荷室内の温度を遮断する、いわゆるエアー(冷気)カーテンである。FTSSもさることながら、眞鍋社長のこうしたアイデアが、輸送品質の管理、温度管理をさらに強固なものとしている。 |
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大型画面を事務所に設置 全員が車両の稼働状況を ひと目で把握できる
「車両の現在地、運行状況、そして荷室内の温度変化などの情報が一律に得られないか? そんなときにFTSSと出合ったのです。FTSSの話を三菱ふそうから聞き、新しいもの好きの私はすぐに飛びついた(笑)。 まだシステムを設置したばかりですが、とにかくこうしたシステムを入れることにより、車両の確実な運用が可能になりました。そして、数字や数値など、取引先にもプリントアウトという目に見える形で、品質管理のあり方を示せるようになったのです。それだけでも価値はあると思います」 「新しいもの好き」というばかりでなく、社長のアイデアは豊富だ。意表をつく工夫も行なわれている。42インチのプラズマディスプレーである。画面には、稼働中の全車両の現在地が赤い三角印で表示され、配車係や電話で取引先と応対する者のほか、事務所にいる全員が、ひと目で全車両の動きを把握できるようになっていた。 「システムの操作やデータ類の蓄積などは、私のパソコンで行なっています。しかしそれだと、担当者がいちいち覗きにこなければならない」というのが設置の理由である。 このように積極的に輸送品質の管理に取り組む姿勢を明らかにすることで、ドライバー全員のモチベーションの向上をも狙っている。ドライバーも、さまざまな記録を日報に記入する手間からも解放された。 眞鍋社長は「FTSSをフルに活用できるようになれば、車両管理も品質管理もさらに万全なものになるでしょう。運送業界には、体を動かしていれば働いている、という旧来の考えが依然として残っているが、これからは、こうしたシステムの応用が必要だと思います」と語る。 |
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