輸送品質向上が最重要課題 だから全事業所でISO取得 丸山運送は本社を中心に岩手、埼玉の各県に事業所を持つ。東北地区から首都圏、さらに九州までの西日本にかけて、半導体などの精密機器を主とした輸送事業を展開している。 また、通関業務を含めた国際航空貨物輸送、国際海上貨物輸送、倉庫業(保税蔵置場)、さらには産業廃棄物収集運搬業なども行なっている。 保有車両は148台で、その内訳は大型車を主体にトラック89台、トレーラ59台となっており、長距離輸送を主としているのが特長だ。 創業は昭和37年。だが、当時といまでは荷主、事業内容、従業員数、保有車両など大きく変化した。 「はじめはトラック3台、従業員も10名以下で缶詰などの空缶の輸送をしていました。取引先にも恵まれて業績も順調でしたが、特定区域免許では発展性がないということで新たに免許を取得し、業務内容も精密機器輸送、海上コンテナ輸送などに切り替えていきました」 三浦社長は、創業から現在までの経緯を説明した。 同社では、輸送品質の向上、確立を企業目標の第一として掲げてきた。トラクタヘッドを含め、保有車両の約7割がエアサスペンション車というのもその現われである。 これに加えて、昨年1月には品質管理の国際標準規格「ISO9002」の認証を取得した。 「運送業の最重要課題は、輸送品質の向上以外にありえません。それには車両や設備面の充実も大切ですが、どちらも人が触れ、操作するものですから、それを考えると最終的には、やはり人の教育、訓練にほかなりません。そんな考えから従業員一人ひとりの意識向上にもつながるISOの認証取得にトライしました」 そう話すのは、管理面を統括する三浦専務取締役だ。ISO認証は本社だけでなく、ほかの全事業所も同時期に申請し、同時期に取得に成功した。キックオフから取得までの所要日数は約1年だった。 こうした事実からも、つね日ごろからの社内教育の徹底ぶり、従業員の意識の高さがうかがえる。 |
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| 「燃料費は、総売上のうち約10%を占めていますから、これは大きい。やはり1台1台の車両経費をコストダウンしなければ、利益にひびきます」と三浦専務はいう。 安全運転のために、路線連盟という団体が自主的にパトロールしているが、その調査報告によると、同社に模範運転手が多いことに驚きの声があがっているそうだ。 |
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| ドライバーの鈴木仁さん |
| 新型INOMAT車なら 省燃費がさらに期待できる 同社のドライバーの運転技術、そのレベルの高さは注目に値する。ドライバーは90名。そのなかで、1 「これはあくまで平均で、路線によっても違うし、積み荷が満載かカラかで燃料の消費量も違ってきます。したがって一概にはいえませんが、当社の場合は往復の燃料消費量をもとに平均値を算出しています」 やはり運転技術は高水準だった。 ちなみに、ドライバーを対象とした省燃費運転講習会には出席させていない。なぜなら「受講するまでもなく、省燃費運転が周知徹底されているから」と三浦専務は強調する。 では、この会社がなぜINOMAT+エアサスペンション搭載の超低燃費セミトラクタを、今年になって導入したのか。 丸山運送は、INOMAT車を2年ほど前にも1台導入し、岩手の事業所に配備している。 導入の狙いについて、こう述べる。 「ひと言でいえば、燃費効率をさらに引き上げるためです。マニュアル車で効率がよければ、INOMAT車ならそれ以上の省燃費運転が可能なはず。それに大型車での長距離輸送となれば、イージードライブや新型の超低燃費エンジンも魅力です」 ことし3月から乗務しているドライバーの鈴木さん(トラック運転歴20年)は次のように語る。 「セミトレーラで、仙台・東京間の海上コンテナ輸送を担当しています。以前のトラクタはマニュアルでしたが、満載時でリッター2.5kmほどしか走れませんでした。それが、INOMAT+エアサス車に替わってから平均3.5kmはいくようになりました。 往復の走行距離は約800kmで、主に国道6号線を使用しています。高速を使えば数字も、もう少し違うのでしょうね」 輸送品質、燃費効率の追求ともに、高水準に満足することなく、さらなる高みへ。丸山運送のような会社の存在は、三菱自動車にとっても、大きな励みになっている。 |
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●詳しくは、最寄りの三菱ふそう販売会社にお問い合わせください。 |