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東濃地区(可児・瀬戸・多治見市)が、さらに首都圏に近くなった!7月から運行を開始した長距離高速バス 中央ライナー号が好評!
東濃鉄道株式会社

岐阜県可児市の東濃鉄道株式会社(通称とうてつ)の可児車庫で、長距離高速バス第1号車の出発式が行なわれた。「中央ライナー号」のスタートである。可児〜新宿間は、鉄道の半額以下の料金がセールスポイント。加えて、東濃鉄道が新規導入した高速路線用ハイデッカーバスは、三菱ふそうエアロバス・ハイウェイライナー仕様(座席定員40名、トイレ付き)で、4列のシート幅は930mmと通常よりも50mmも広く、高級感とゆったり感が、早くも利用客に評判を呼んでいる。 AERO ROAD
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潜在的魅力を秘めた将来性豊かな路線の誕生
 岐阜県多治見市、可児市の東濃地区は県南に位置し、中部経済圏の中心地である名古屋市へは20〜30km、通勤圏内である。しかし、東京首都圏へ行くには、30〜50分かけて名古屋を経由するという不便さがあった。
 これだけ道路網が整備され、都市間高速バスが網羅されるなかで、これまで、東濃地区には長距離の都市間バスが走っていなかった。
 去る7月21日、その可児・多治見と首都圏新宿駅を結ぶ長距離高速バス「中央ライナー号」が、ついに走った。JR東海バスとJRバス関東の共同運行で1日3往復する。
 可児車庫始発は6時55分、新宿駅着は12時58分。所要時間は約6時間である。帰路は、新宿駅23時20分発。可児に、早朝6時38分に到着する夜行便となる。
 JR可児駅まで鉄道を利用した場合は、つぎのようになった。東京駅から新幹線のぞみを利用し、名古屋から多治見までは特急。多治見駅で2度目の乗り換え、そして、JR可児駅到着。4時間30分かかった。
 「鉄道を利用すると、最低でも2度の乗り換えがあります。それが高速バスならダイレクトでいけます。利用者の1番のメリットは、やはり運賃でしょうね」
 可児車庫〜新宿駅は片道5100円(早売り14、ネット割適用価格は4500円)、往復なら8760円。鉄道の半額以下である。
 「そして、可児車庫にはバス利用者の利便性をはかって、専用の無料駐車場を設置しました。一種のパーク・アンド・ライドシステムで、安心して車を置いていけます」
 6月に就任したばかりの藤井社長。最初の大仕事になったと、笑顔をみせた。
 多治見市の人口約12万人。可児市約10万人、恵那、中津川の周辺を合わせると60万人になる。「1運行あたり15名が採算分岐点だ」とも藤井社長は話す。
 多治見市は美濃焼きの里で、1600年の歴史がある。可児市は明智光秀の生誕の地で、明智城があり、美濃焼きを代表する志野焼き発祥の地でもある。観光地としての潜在的魅力は、多いに期待できるのだ。
 藤井社長は6月まで、観光バス会社で32年間、観光にたずさわってきたスペシャリストである。時間のゆるす限り、自分の足で窯巡りをしている。古窯や恵那峡など「いい商品」になるものが無尽蔵にあるからだ。
 まずバスを走らせて、それをどうアピールし、盛りあげていくか。課題は、いかに周知を徹底するかにかかっているのだという。それだけに、中央ライナー号は、「楽しみをもった、将来性を秘めた路線」なのである。

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中央ライナー号の運行に合わせ、エアロバス・ハイウェイライナー仕様を2台導入。選んだ理由の第一は、長距離だからだ。乗り心地のよさは群を抜くという。乗客サービスにもなるし、乗務員にとっては疲労軽減になると藤井社長は断言する。乗務員さんたちも異口同音に、「観光の場合、ふそう車が空いていれば、文句なしに、ふそう車を選びます。流れるように走るし、お客様もそれをよく知っていて、最近は、ふそうバスにしてくれと、指定されるんです」と絶賛する。
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観光バスは海と季節感と、ひと味加えた旅が人気
 東濃鉄道の創業は昭和19年。社名から分かるように、笠原線と駄知線の2路線の鉄道事業者と、3社のバス事業社が合併して誕生した。
 昭和53年までに鉄道が廃止されたのちも社名を変更することなく、バス事業のみを継続している。
 多治見、土岐、恵那、可児、愛知県小牧の5営業所を拠点に、多治見市、土岐市、瑞浪市、恵那市、中津川市、可児市、美濃加茂市、御嵩町、八百津町と、広大な路線網をもっている。
 都市間高速バスは、名鉄バスと共同運行で、桜ヶ丘ハイツ〜名古屋線と西可児〜名古屋線、そして、可児車庫(西可児市役所前)〜名古屋線を、1日95本を運行。いずれも盛況だという。
 とくに、名古屋・名鉄バスセンターを23時05分に出る深夜バスは料金が倍になるが、15〜20名の利用がある。また、この1本前に出発する便は、通常運賃のため、満席になる。
 観光バスは、小牧営業所を中心に66台を保有する。岐阜県は海のない県だけに、海の見える観光地が人気だ。蟹の食べ放題や魚介類を食すなど、季節感に、ひと味加えた旅に人気が集まっている。
 年間6万人の自社企画ツアーの集客があるが、オフシーズンの稼働率を、いかに上げるかが、当面の研究課題だという。
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JR東海バス名古屋駅の電話予約/052・563・0489(9:00〜19:00)
高速バスネット http://www.kousokubus.net/
携帯サイト http://www.kousokubus.net/k/


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藤井弘文社長
東濃鉄道株式会社
●本社/岐阜県多治見市栄町
●創業/昭和19年
●取締役社長/藤井弘文
●社員数/300名
●保有車両/180台(貸切66台)


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