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| 市民の要望に応えて2日に1回の 生ゴミ回収事業が好評 環境総合技術センターが、水俣市内の一般家庭や青果市場などと契約を結び、生ゴミの個別回収を開始したのは平成17年7月。 専用のポリバケツと乳酸菌の入った消臭スプレーを契約先に配布し、2日に1回、回収する。契約料金は月額で、一般家庭の場合3150円。事業所は3万円。一般家庭には、150円が堆肥の原料代として返金される。 現在約60軒という契約先からは、「1日置きの回収だから、生ゴミが悪臭を発する間もなく持って行ってもらえる」「ハエがたかったり、ゴキブリやネズミ、ネコなどに食い荒らされる心配もなく、衛生的」と好評だ。 また、単身者世帯や高齢者世帯からは、「ゴミの出し忘れもなく、生ゴミの袋をゴミ捨て場まで運ぶ手間もいらない」と喜ばれている。 生ゴミを、キャンターをベースにしたバキュームダンパーの投入口に入れ、回転式のカッターで細かく破砕。スクリューのついたタンク内でかきまわしながら乳酸菌処理をして、殺菌と分解を進め、処理工場に運ぶ。到着後、パイプを接続してホッパーに吸いあげ、再び乳酸菌を混ぜて分解、サイクロンドライヤータンク内で高温の蒸気で殺菌後、さらにストックヤードで乳酸菌処理する。 こうして、工場では24時間で2tの生ゴミを、10分の1の量の有機肥料に変えることができる。生ゴミは、バキュームダンパーの投入口に消えてから、堆肥となるまで姿を見せない。臭いも、汚水も漏れることはない。 島田社長が個別回収を思い立ったのは、平成16年のこと。市の生ゴミ回収に対し、「週に2回では少ない。もっと回数を増やしてほしい」との市民から要望が寄せられていたからだ。 そこで、500世帯を対象に、生ゴミ回収に関するアンケート調査を独自に実施。その結果、2日に1回の個別回収を行なうことにし、専用の車両とリサイクル施設を開発することにしたという。 |
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| 負のイメージから脱却 環境都市としての画期的システム バキュームダンパーとリサイクル工場が完成し、稼働を開始したのは昨年7月。産業団地の一画にあるリサイクル工場は、市の中心部からわずか1kmほどの距離である。建屋の面積は、231 「1日に2tの処理能力だから、廃棄物処理施設の設置許可も不要だし、悪臭や振動で迷惑をかけることもないので、市街地でも操業できる。この点が、このシステムの画期的といえるところです」 島田社長は、そういって胸を張る。 ちなみに、1日に5t以上のゴミ処理能力を持つ工場を建設するためには、環境アセスメントの実施や周辺住民への説明会の開催、地域の同意などが必要になってくる。 自治体は、ゴミ処理施設を造りたくても場所がなく、頭を痛めているのが現状だ。処理施設を造るとなれば、遠く離れた山の中。そうなれば、時間とコストをかけて運ばなくてはならない。だが、処理能力2〜3tの施設を市内4〜5か所に建設すれば、コストや手間は、いまよりずっと省けるはずだ。 環境総合技術センターでは、作った堆肥を、約20軒以上の大型契約農家に販売する一方で、工場敷地内にビニールハウスを建設し、野菜や果物を有機栽培して市の青果市場に出荷している。 現在(4〜5月)出荷している作物は、トマト、スイートコーン、メロンなどの6品種。メロンは糖度が17度もあり、人気が高い。 浄化システムの開発や水道工事、計量証明事業などを営み、永年にわたって水俣市の環境改善に取り組んできた島田社長である。 「地域のゴミは、地域内で安全かつ衛生的に処理し、堆肥として契約者に還元する。“公害都市・水俣”の負のイメージを、これを機会に環境都市としてプラスに転換したい」と意欲を燃やす。 |
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