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| ロイヤルリゾート那須高原とともに歴史を刻んできた東野交通株式会社は、創業90年を超える長寿企業。鉄道から路線バス事業、観光バス、那須ロープウェイの開業と、つねに時代の先端を切り拓いてきた。傘下に東野観光(株)、やしお観光バス(株)、那須交通(株)、(株)東野整備など多数を擁し、東野交通グループとして地域に貢献しながらも、つねに新たなステップをめざしている。「New108」は、脱皮しながら、つねに進化する企業のシンボルを意味している。 | ![]() |
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栃木県の最北端に位置する那須高原は、ロイヤルリゾート地として有名だ。関東唯一の活火山・茶臼岳を中心とする那須連峰は、手軽な登山コースやハイキングコースとして人気がある。 この那須高原一帯を人気スポットにした立役者といえるのが、東野交通が運行する那須ロープウェイだ。 標高1390メートルの那須山麓駅から、那須山頂駅までの高低差300メートルの急斜面を、わずか4分ほどで運んでくれる。 那須岳は那須連峰のカナメに位置し、山頂駅からは那須連峰の壮大なパノラマを満喫できる。この手軽さがうけ、多いときには1日3千人もの観光客を運んだ。 那須ロープウェイの営業開始は、昭和37年。高度成長時代の幕開けと、ほぼ重なる。 ゴンドラは2代目で、山岳観光の本場・スイスから輸入された。デザイン性に優れているだけでなく、安全性にも最大の配慮がなされている。 ゴンドラ内のスペースは広く、定員は111名だが、本来は120名まで乗せることができる。安全性や車いす利用の観光客に配慮し、余裕をもたせた定員となっているのだ。 東北新幹線の那須塩原駅と東北本線の黒磯駅から、ロープウェイの那須山麓駅までは路線バスが走っている。この路線バスを走らせているのも東野交通である。 |
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東野交通の歴史は古い。大正7年に営業を開始した東野鉄道会社が前身である。当時、栃木県下には自動車が12台しかなかったというから、地域の人たちにとって鉄道は重要な交通手段となった。 バス事業への進出も早く、昭和3年には路線バスや観光バスを運行している。昭和43年、運営路線廃止後は社名を東野交通と改め、バス専業となる。 「私が入社したのが昭和41年ですから、まだ鉄道も走っていました」 こう当時を振りかえるのは半田社長である。 半田社長は、3年前に取締役社長に就任した。東野交通は東武鉄道グループであるが、今回、初の生え抜き社長が誕生した。 「なぜか、初という仕事が多いんですよ。会社が不動産事業に進出するとき、東京へ行って勉強してこいと命じられたのが私でした」 現在、東野交通は、宇都宮市中心街のNew108ビルをはじめ、県内10か所にテナントビルを展開している。 「経理のケの字も知らないのに、経理部長をやらされたのも私が初めてでしたね。そんなわけですから、勉強の連続でした。いまでも、それはかわりませんが…」と、半田社長は静かに語る。 生え抜き社長の誕生は、社内に大きな喜びとインパクトを与えた。 その詳細を、根岸取締役業務部長は次のように語る。 「社員が、給料が上がるのはもちろんありがたいが、その原資で新しい観光バスを1台でも多く購入してほしい、といってくれました。いままでにない手応えを、社長は感じたようです」 半田社長になってから、若手社員への権限委譲も大幅に進んでいる。 「決済書類は、直接、課長クラスが社長に上げることになっています。風通しがよくなって、新しい提案がどんどん実行に移されています」 半田社長は、若いころから新分野にチャレンジしてきた。その経験が、さまざまな社内革命につながっている。 「高速長距離バスへの進出は順調に進んでいますが、一方で、他社との無理な競争を避け、地域の企業が共存共栄できるようにしたいと考えています」 半田社長は、(社)栃木県バス協会の会長も務めている。東野鉄道が地域の発展に貢献してきたという原点を、そのまま東野交通でも継承したいと考えている。 |
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| 那須・塩原方面は、東京駅・新宿駅から直行できる高速バス「那須リゾートエクスプレス号」。JRバス関東と共同運行している。 | 紅葉シーズンには、自然を楽しむ多くの観光客で賑わう那須ロープウェイ。日本のロープウェイの草分け的存在でもある。営業期間は3月20日〜11月30日まで。営業時間は8時30分〜16時30分(季節により時間の変更あり)。 | |||
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| 半田 |
根岸孝男取締役業務部長 |
| ─ コーナートップへ ─ |