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広島県三原市に本社を構える株式会社フレッシュ物流は、取引先のコスト削減を |
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距離メーターをのぞくと、どのキャンターも80万kmから90万kmの数字が表示されていた。 それでも車体の手入れが行き届いているので、少しの“疲労”も感じさせない。 「メーカーや販売店さんには気の毒なんですが、よく働いてもらっています」と笑顔で語るのは、フレッシュ物流の本荘常務取締役である。 本荘常務は、フレッシュ物流の全経営責任を負っている実質的なトップだ。 「当社では、新車を購入するのは、新規の仕事で必要になった場合や、既存の仕事量が増えた場合に限っています。 しかし、メンテナンスには、どこにも負けないほど費用をかけていますよ」 フレッシュ物流では、販売店と1年単位の契約を結び、定期的なメンテナンスを実行しているのだ。 「物流の仕事は、物を運ぶだけではありません。取引先のコスト削減に、いかに大きな貢献ができるかが問われています。 効率のいい物流システムの構築を提案するには、私たちも、経費やコストに敏感でなければなりませんからね。 ドライバーの乗るクルマが決まっているので、みんな自分のクルマを大切に乗ってくれているのも嬉しいですね」 フレッシュ物流は、もとは山陽乳業(株)の製品管理・出荷を含む物流部門の子会社であった。 少子化などもあって牛乳消費が次第に減ってきており、経営改革の一環として配送部門の見直しが検討された。 そのときに、新しい物流システムの構築によるコスト削減策を提案したのが、山陽乳業と長い取引関係にあったヒカリ産業だった。 その関係で、ヒカリ産業グループとフレッシュ物流が資本・業務提携し、新しい組織によるフレッシュ物流が誕生した。 フレッシュ物流の株式の40%を保有する山陽乳業の木原社長は、フレッシュ物流について、次のように語る。 「牛乳は、夏に消費量が多く、冬は少ないんです。子会社のときは、冬の効率性がよくなかった。親方日の丸的な部分も、あったかもしれません。 新しい組織になって、どこの商品でも扱えるようになったのはプラスですね。荷主としても、株主としてもフレッシュ物流には期待していますよ」 木原社長によると、現在、牛乳を原料とするヨーグルトやチーズの消費量は、急速に伸びているという。 カルシウムが豊富な牛乳は、もっと見直されるべきだろう。 |
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| 社内禁煙、整理・整頓・清潔が徹底した構内には、タバコの吸殻ひとつ落ちていない |
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| フレッシュ物流が属するヒカリ産業グループは、数年前まで『5・5・1』という目標を掲げていた。 これは、2010年までに社員500名、売上高50億円、利益率1割の企業グループを築こうというものだった。 しかし、2010年を待たずに、新たに2009年までの目標として『1・1・5』が掲げられた。 この点について、フレッシュ物流を含むヒカリ産業グループ5社の総帥である長田社長は、次のように語る。 「2010年の目標達成をめざして、岡山県や広島県からの県外脱出をはかってきたんですが、大阪や京都への事業拡大が思った以上に順調で、昨年中に『5・5・1』を達成してしまいました。 社員1000名、売上100億、利益率5%が目標の、新たな『1・1・5』も現在8合目を超えていますから、早いうちに達成できると思います」 長田社長の、たった一人からの出発は、23歳のときだった。当時は珍しかった清涼飲料水の自動販売機を見て、ひらめいた。 「これはビジネスになる!」 勤めていた会社を辞め、乗用車を売って購入したキャンター1台で、乳製品販売店をはじめたのだ。 それから約35年、現在は社員数1000名、売上高100億円、利益率5%の企業グループをめざす。 「『1・1・5』のグループ目標達成のために、フレッシュ物流としてどれだけ貢献できるか、いま社員一丸となって、がんばっています」 今年スタートした3年計画も順調ですと、力強く本荘常務は語った。 |
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