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物流は物を運ぶだけではないコスト削減を提案し成功に導く強力なパートナーだけが生き残る
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株式会社フレッシュ物流

広島県三原市に本社を構える株式会社フレッシュ物流は、取引先のコスト削減を
めざす物流システムを提案、新たなビジネスモデルとして注目を浴びている。
メーカーとの強固なWIN WIN(ウィン・ウィン)関係を築きながら、
驚くべき急成長をとげる秘密はどこにあるのか。たった一人、
キャンター1台からスタートしたビジネスを、2009年までに社員1000名、
売上高100億円、利益率5%の企業グループに育てるという経営者の戦略とは。


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フレッシュ物流 本荘祥仁常務
 
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ヒカリ産業 長田義光社長
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提案型ビジネスがもたらした
大企業との資本・業務提携
 
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フレッシュ物流では「現場力」を重視し、社員教育に力を注いできた。現場から一歩一歩階段を登り、現場の人間の心を知りつくした本荘常務に対するドライバーの信頼は厚い。
 フレッシュ物流では、10台のキャンターが乳飲料水やチルド・冷凍品などの運搬にフル稼働している。
 距離メーターをのぞくと、どのキャンターも80万kmから90万kmの数字が表示されていた。
 それでも車体の手入れが行き届いているので、少しの“疲労”も感じさせない。
 「メーカーや販売店さんには気の毒なんですが、よく働いてもらっています」と笑顔で語るのは、フレッシュ物流の本荘常務取締役である。
 本荘常務は、フレッシュ物流の全経営責任を負っている実質的なトップだ。
 「当社では、新車を購入するのは、新規の仕事で必要になった場合や、既存の仕事量が増えた場合に限っています。
 しかし、メンテナンスには、どこにも負けないほど費用をかけていますよ」
 フレッシュ物流では、販売店と1年単位の契約を結び、定期的なメンテナンスを実行しているのだ。
 「物流の仕事は、物を運ぶだけではありません。取引先のコスト削減に、いかに大きな貢献ができるかが問われています。
 効率のいい物流システムの構築を提案するには、私たちも、経費やコストに敏感でなければなりませんからね。
 ドライバーの乗るクルマが決まっているので、みんな自分のクルマを大切に乗ってくれているのも嬉しいですね」
 フレッシュ物流は、もとは山陽乳業(株)の製品管理・出荷を含む物流部門の子会社であった。
 少子化などもあって牛乳消費が次第に減ってきており、経営改革の一環として配送部門の見直しが検討された。
 そのときに、新しい物流システムの構築によるコスト削減策を提案したのが、山陽乳業と長い取引関係にあったヒカリ産業だった。
 その関係で、ヒカリ産業グループとフレッシュ物流が資本・業務提携し、新しい組織によるフレッシュ物流が誕生した。
 フレッシュ物流の株式の40%を保有する山陽乳業の木原社長は、フレッシュ物流について、次のように語る。
 「牛乳は、夏に消費量が多く、冬は少ないんです。子会社のときは、冬の効率性がよくなかった。親方日の丸的な部分も、あったかもしれません。
 新しい組織になって、どこの商品でも扱えるようになったのはプラスですね。荷主としても、株主としてもフレッシュ物流には期待していますよ」
 木原社長によると、現在、牛乳を原料とするヨーグルトやチーズの消費量は、急速に伸びているという。
 カルシウムが豊富な牛乳は、もっと見直されるべきだろう。

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社内禁煙、整理・整頓・清潔が徹底した構内には、タバコの吸殻ひとつ落ちていない

『5・5・1』から
『1・1・5』へ驚異の急成長
 
 フレッシュ物流が属するヒカリ産業グループは、数年前まで『5・5・1』という目標を掲げていた。
 これは、2010年までに社員500名、売上高50億円、利益率1割の企業グループを築こうというものだった。
 しかし、2010年を待たずに、新たに2009年までの目標として『1・1・5』が掲げられた。
 この点について、フレッシュ物流を含むヒカリ産業グループ5社の総帥である長田社長は、次のように語る。
 「2010年の目標達成をめざして、岡山県や広島県からの県外脱出をはかってきたんですが、大阪や京都への事業拡大が思った以上に順調で、昨年中に『5・5・1』を達成してしまいました。
 社員1000名、売上100億、利益率5%が目標の、新たな『1・1・5』も現在8合目を超えていますから、早いうちに達成できると思います」
 長田社長の、たった一人からの出発は、23歳のときだった。当時は珍しかった清涼飲料水の自動販売機を見て、ひらめいた。
 「これはビジネスになる!」
 勤めていた会社を辞め、乗用車を売って購入したキャンター1台で、乳製品販売店をはじめたのだ。
 それから約35年、現在は社員数1000名、売上高100億円、利益率5%の企業グループをめざす。
 「『1・1・5』のグループ目標達成のために、フレッシュ物流としてどれだけ貢献できるか、いま社員一丸となって、がんばっています」
 今年スタートした3年計画も順調ですと、力強く本荘常務は語った。

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ドライバーの皆さん「今日もがんばるぞ!!」
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本荘常務(後列左から2人目)とスタッフの皆さん
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山陽乳業 木原正勝社長

株式会社 フレッシュ物流
●本社/広島県三原市沼田西町
●設立/平成11年
●代表取締役/長田義光
●社員数/72名
●保有車両/31台

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