| FUSO10月号(通巻444号) 発行 三菱ふそうトラック・バス株式会社 |
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| オンネトーが錦繍に染まる一瞬の秋(北海道足寄町) オンネトーは、マリモで有名な阿寒湖からバスで30分(7月1日〜10月10日)ほど奥の、原生林に囲まれた周囲2.5kmの小さな湖である。1日のうちでも時刻によって、あるいは天候、気温、季節によって、コバルトブルーやエメラルドグリーンなど、湖の色が変わり、別名「五色沼」ともよばれる。その幻想的な湖愁を湛えた表情に、訪れた人たちは、たちまち魅了されてしまう。 約2000年前、雌阿寒岳(1499m)の爆発で阿寒富士(1476m)ができたが、この阿寒富士の溶岩流が螺湾川をせき止めて、オンネトーが生まれた。アイヌ語でオンネは「大きい」、トーは「沼、湖」を意味する。 オンネトーはあまり知られていないが、オコタンペ湖(千歳市・支笏洞爺国立公園特別保護地区内)、東雲湖(鹿追町)とともに、北海道3大秘湖に数えられている。そして湖底から天然ガスや酸性泉が吹きだす酸性湖水のため、魚は棲めない。湖底に沈む倒木の陰が、また神秘的である。 北海道の秋は短い。湖畔に映るカエデや白樺、ナナカマドが一夜にして錦繍に彩られたかと思ったら、雌阿寒岳山頂は雪景色に変わり、冬が一気に山を駆け降りてくる。紅葉は9月下旬から始まり10月10日ごろがピーク。やがて雪が降り積もると交通は完全に途絶えてしまう。(写真=アマナイメージズ・岡 大祐) |
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学名デュランタ・レペンスは、16世紀のイタリアの医師であり植物学者のC.デュランテスにちなんで名づけられた。クマツヅラ科デュランタ属。中南米、西インド諸島の原産で30種ほど分布している。日本には明治中期に入ってきたが、あまり普及しなかった。近年、静岡の園芸社によって改良され、「宝塚」と名づけられて、一気に見かけるようになった最近の人気種である。 近づくとバニラのような甘い香りがする。その香りに誘われて蝶が舞っている。花びらは肉厚でしっかりしているので、多少の雨に打たれても美しさは衰えない。 開花日数は5〜7日くらいであるが、次々と咲き続けるから花期は長い。鉢植えは周年売られているが、日光と温度が適切であれば、4月から11月くらいまで咲き続ける。暖かい奄美大島では周年開花している。 原産地では常緑樹で、剪定をしなければ2〜5mを超える中木になり、生け垣として利用されているという。品種名の「宝塚」は、藤の花のようにも見える花房が、わずかな風にも揺れて、まるでタカラジェンヌの群舞のように見えたから、そう名づけられたのだろうか。他に白組、来夢、小雪の種類がある。(写真と文・木代 圭) |
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