CONTENTS
1 JAN.2008
VOL.43 NO.447
新年の挨拶
取締役社長・CEOハラルド・ブルストラー
折々の小さな旅
(連載25)阿寒湖畔(北海道・釧路市)
Ecoいちばん
●宇佐美工業(株)
NEWS NOW
AERO ROAD
●帝産観光バス(株)
風の便り
(連載22)
がんばってます
●(有)かねます運輸
●協業組合 福島県南
環境衛生センター
Sports Essay Seijyun's Eye
(連載25)
浦和レッズの夢はまだ終わらない
アジア王者の誇り
VIVA AERO
●(株)ケーエス
北の星観光バス
悠久の記憶・世界遺産
(連載37)
フェアウェイの旅人
ROUND2(連載5)
フォークソングの時代
(連載19)
CLUB FIGHTER
●(有)孝伸運送
食べるだけで元気になる食事学(連載37)
日本全国お立寄り探索ガイド(VOL.81)徳島県
FUSO・NEWS
●(株)NTT西日本-関西
●大型ドライバー競技大会
Thanks From FUSO
丼遊記シリーズ22
越後もち豚丼
(新潟県)
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がんばってます
攻撃は最大の防御なり!柔道一直線の若手社長がリードするビジネス進化の証明
有限会社 かねます運輸
祖父の代から続く会社を守り、さらに飛躍させようと頑張っている若手経営者がいる。
埼玉県川口市にある有限会社かねます運輸の金本社長だ。当年41歳。
燃料費が高騰し、運送会社にとっては過酷な環境が続く昨今だが、学生時代から柔道で鍛えあげた強靭な心身を原動力に、攻撃こそ最大の防御とばかり、今後は「攻め」の商売に徹したいと意気込む。
その将来が大いにたのしみだ。
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輸送目的によって車種を
使い分け、ムダなく稼働
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かねます運輸は、父の代から、トラックは三菱ふそう車。金本社長は、「個人的には細かな点で要望もないではないが、コストパフォーマンスがよく、全体評価としては、もっとも高い」と、ふそうのトラックを評価する。南関東ふそう浦和支店川口営業所のサービス、スタッフの対応に満足している、とのことだった。

かねます運輸の事務所に、一枚の肖像写真が飾ってある。金本社長の祖父・益三氏の写真だ。かねます運輸は、その益三氏によって、昭和44年に創業された。

「かねます」という社名は、創業者の姓名から一字ずつとってつけられた。

トラック3台からのスタートだった。当時、現社長は生まれたばかり。経営はその後、父・剛氏へと引き継がれ、10年前に現社長に引き継がれた。

書籍輸送、給食用の食材輸送、宅配物配送など、現在の主要な業務内容が定まったのは、父・剛氏の代という。

学生時代、柔道に明け暮れていた金本社長は、父が経営する、かねます運輸に入社したのが、大学を卒業して1、2年がたってから。

それからはファイターに乗務し、ドライバーの一人として関東各県を走り回った。トラックを運転することが少なくなったのは、ごく最近のことである。

保有車両は19台。すべて三菱ふそうのトラックで、キャンター10台はおもに食材輸送と宅配輸送に、ファイター9台は書籍・雑誌輸送に使用している。車両はどれも専属としているから、台数にも稼働状況にもムダがない。

ファイター9台のうち2台は、書籍・雑誌という重量物を運ぶため、増トン車を入れている。

「過積載だけはしたくない」というところが、いかにもスポーツマンらしい。

「川口市とその周辺にある大手印刷会社の工場から、関東各県の書籍取次店まで運んでいる」という書籍・雑誌輸送が、売り上げの約6割を占める。

一方の給食用の食材輸送は、市から委託されての仕事。川口市内の給食センターから、市立の小・中学校に配送している。

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スポーツマン社長が
自分に課した二つの責任

配送のときは、車両が校内に入る。授業時間中ではあっても、子どもとの接触事故がないよう、ドライバーには細心の注意を払うよう、きびしく指導している。

また、言葉づかいや服装、態度への注意も怠らない。

金本社長は社長就任以来、二つの責任を自分に課してきた。

その二つとは、社員とその家族の生活を守ること。そして、祖父と父が努力して築きあげてきた会社を、さらに盛り立ててゆくことだ。

そのため近年は、新規顧客の開拓にも積極的な姿勢を見せている。

これまでは、特定の取引先の専属というスタイルを踏襲してきた。

だが、ビジネス環境の好転が見込めない現状では、新規顧客の開拓により、利益率の向上をはかるしかない、との結論に達したからだ。“攻撃こそ最大の防御なり”が、まさにそれである。

「理想と現実はつねにかけ離れていることは承知していますが、それでも、守りの姿勢を固めるより、今後は激しく攻めていきたい」と、その姿勢は正々堂々、あくまで前向きだ。

ビジネスを離れた地域貢献の分野でも、金本社長は積極的に動いている。市内2か所に「大道塾」という道場を開き、代表となって小・中学生に柔道を教えている。

道場の子どもたちや、わが子の通う中学校のクラブ活動用に、遠征用にと、私財で小型バス・ローザを購入するほどの熱の入れようだ。

つい先ごろまでは、市の青年会議所の一員として、地元の環境改善や活性化にも取り組んできた。

「ボランティア活動とビジネスは、私のなかではまったく別物。地域貢献は、会社の利益などを考えたら、できません」と、明快な答えが返ってきた。

小学生のころから町の道場に通いはじめ、中学、高校、そして大学と、学生時代は柔道一直線できた金本社長。その胸の内には、柔道は神聖なもの、「人」を創るもの、との思いがあるようだ。

地元・川口を拠点に、かねます運輸は、祖父から父、そして、金本社長に受け継がれている。

「地元あってのわれわれです。これからも地元を第一に考え、与えられた仕事は確実にこなしていきたい」と話す金本社長である。

その社長に導かれて、かねます運輸はこれからも、力強くビジネスの王道を歩み続けるに違いない。

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金本剛之 社長
有限会社 かねます運輸
●本社/埼玉県川口市東領家
●設立/昭和44年
●代表取締役/金本剛之
●社員数/23名
●保有車両/19台
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