CONTENTS
6 JUN.2008
VOL.43 No.452
折々の小さな旅
(連載30)世界遺産熊野古道(和歌山県/奈良県/三重県)
Ecoいちばん
(株)アクテック
NEWS NOW
青い地球を未来までSUPER GREAT
●(有)信州キャリッジ
風の便り
(連載27)
Sports Essay Seijyun's Eye
(連載30)
AERO ROAD
●名鉄バス(株)
悠久の記憶・世界遺産
(連載42)
フェアウェイの旅人
ROUND2(連載10)
運ぶを学ぶ
物流最前線(連載2)
BUSTOPIA
●いぶきの広場
こころとカラダが軽くなる
●簡単Aヨガ講座(連載2)
日本全国お立寄り探索ガイド(No.86)岐阜県
ACCESSORIES/中古車インフォメーション
丼遊記シリーズ26
駿河まぶし丼(静岡県)
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青い地球を未来まで SUPER GREAT 写真
一般貨物とレーシングカーを同時に運べる新型スーパーグレート+INOMAT-IIは事業拡大の切り札
有限会社 信州キャリッジ
幅広い用途に使える2段式フロア仕様のスーパーグレートが登場した。この車両を導入したのは、諏訪湖のほとりにある、長野県岡谷市に本社を置く有限会社信州キャリッジ。一般貨物もレーシングカーも運べる車両である。行く先々で熱い視線を浴びている。同社の大野専務取締役は、「一般貨物も、レーシングカーも乗用車をも運べる多目的運搬車両として、今後、二方向営業を展開していきたい」と抱負を語る。
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導入の決め手は環境、燃費性能を
進化させた尿素SCRシステム

信州キャリッジは、大型トラック5台を擁して平成11年に設立した。

同社と同じ長野県の上伊那郡に本社を置く大手メーカーを主要取引先として、精密部品などの全国輸送を展開している。

そのほか、数社と取引を結んでいるが、輸送品目の7割以上が精密部品。そのため、保有する大型車は全車エアサス車である。

「保有車両は大型車11台、4t車2台、セルフローダー1台。車両はすべて総輪エアサス車、リヤエアサス車を基本にしています」

精密機械は、取引先の工場で据え付けられ、受注先の工場へと運び、また、輸出用の製品は港や空港に運ぶ。すべて定期便で、成田空港にも毎日、大型のウィング車を出している。

スーパーグレートの導入は、平成19年9月。発売された6×4低床の新型スーパーグレートを2台導入した。導入の決め手となったのは、新開発の尿素SCRシステムだった。

「最初に注目したのは、すぐれた環境性能を持つ、もっとも新しいタイプの大型車という点でした。

尿素SCRシステムは将来的には他社も、これに追随すると考えています」

尿素のコストの計算を何度も繰り返し、燃費性能や車両価格なども綿密に計算したという。

大野専務がスーパーグレートを選んだ最大の理由は、「総合点で、もっともすぐれている」と評価したためだった。

順調に経営を伸ばしてきた信州キャリッジがつぎに考えたのは、レーシング用キャリヤカーだった。

というのも、大野専務は根っからのレース好きで、ご自身もレースドライバーとして活躍するほどの腕前の持ち主。経営展開は自然な流れだった。

さらに、レーシングカーを運ぶのはもちろん、ビジネスとして一般貨物も運べるような車両を、と思ったのが、今回の新車導入のきっかけだったという。

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高低差1000mの一般道路を
走行しても1ℓ3.6km走った

6×4低床のスーパーグレートは、長野県の岡谷から三重県の伊賀上野まで、往復約600kmを走る定期便として使用されている。

定期便は、標高約1000mの岡谷を出発する。一般道を名古屋へと走り、また山を登る。それでも燃料1ℓ当たりの走行距離は、平均して3.6km。

大野専務は「高低差が少なく、高速道を使用すれば、燃費はもっとよくなるはず」と見る。

一般貨物とレーシングカーを運べる大型車両を、と考えたとき、スーパーグレートに白羽の矢が立ったのも、燃費性能が評価されてのことだった。

8×4低床・総輪エアサスのINOMAT-II搭載の新型スーパーグレートが導入されたのは今年の1月である。

この車両は、ウィング車の床全面が、油圧によって上下に160cm移動する二段式フロアになっている。一般の乗用車はもちろん、レーシングカーのような特殊な車両も上下2台ずつ、最大4台積むことができる。

また、上段に精密部品や一般貨物、下段に車といったように異なる荷を同時に積むこともできるのが特長だ。

上段の積み荷にあわせてウィングの高さが変えられるように、ルーフの高さが70cm伸びるよう設計されている。

レーシングカーの搬送車としてはまだ「デモンストレーション」の段階で、ふだんは岡谷・名古屋間の精密部品輸送に使用されている。

しかし、レース会場やクラシックカーなどのイベント会場では、同車は「主役」以上の注目を集めているという。

「発進時や後退時にアクセルを踏んでもショックが少なくスムーズ。ツー・ペダルの大型車として、非常によくできた車だと思います。

2段式フロアのほうはまだ改良・改善の余地はありますが、メカニックの性能面で不満はまったくありません。2台目の多目的車もスーパーグレートでいこう、と考えています」

大野専務は、この二段式フロアのスーパーグレートを、事業拡張の切り札として大いにPRしたいという。

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今年1月に導入された8×4低床・エアサス仕様・INOMAT-II搭載のスーパーグレート(FS)は、スパーマルチルーフ付き。長距離輸送のドライバーに、十分な睡眠をとってもらえるようにとの配慮からだ。「身長185cmある私でも、ゆったりと体を伸ばして寝られます」と大野専務。うっかり寝過ごして、出発時間が遅れそうになったことがあったとか。
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大野孝司 専務
有限会社 信州キャリッジ
●本社/長野県岡谷市赤羽
●設立/平成11年
●代表取締役/植松俊彦
●社員数/15名
●保有車両/14台
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