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高低差1000mの一般道路を
走行しても1ℓ3.6km走った
6×4低床のスーパーグレートは、長野県の岡谷から三重県の伊賀上野まで、往復約600kmを走る定期便として使用されている。
定期便は、標高約1000mの岡谷を出発する。一般道を名古屋へと走り、また山を登る。それでも燃料1ℓ当たりの走行距離は、平均して3.6km。
大野専務は「高低差が少なく、高速道を使用すれば、燃費はもっとよくなるはず」と見る。
一般貨物とレーシングカーを運べる大型車両を、と考えたとき、スーパーグレートに白羽の矢が立ったのも、燃費性能が評価されてのことだった。
8×4低床・総輪エアサスのINOMAT-II搭載の新型スーパーグレートが導入されたのは今年の1月である。
この車両は、ウィング車の床全面が、油圧によって上下に160cm移動する二段式フロアになっている。一般の乗用車はもちろん、レーシングカーのような特殊な車両も上下2台ずつ、最大4台積むことができる。
また、上段に精密部品や一般貨物、下段に車といったように異なる荷を同時に積むこともできるのが特長だ。
上段の積み荷にあわせてウィングの高さが変えられるように、ルーフの高さが70cm伸びるよう設計されている。
レーシングカーの搬送車としてはまだ「デモンストレーション」の段階で、ふだんは岡谷・名古屋間の精密部品輸送に使用されている。
しかし、レース会場やクラシックカーなどのイベント会場では、同車は「主役」以上の注目を集めているという。
「発進時や後退時にアクセルを踏んでもショックが少なくスムーズ。ツー・ペダルの大型車として、非常によくできた車だと思います。
2段式フロアのほうはまだ改良・改善の余地はありますが、メカニックの性能面で不満はまったくありません。2台目の多目的車もスーパーグレートでいこう、と考えています」
大野専務は、この二段式フロアのスーパーグレートを、事業拡張の切り札として大いにPRしたいという。
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