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三菱ふそう大型トラック
「スーパーグレート」シリーズを大幅改良して新発売
ショートキャブ車、総輪エアサス車などを新設定、
併せて経済性、安全性、快適性等商品力を大幅向上

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2000年1月18日

三菱自動車では、平成11年排出ガス規制及び中期安全ブレーキ規制に適合させた、ふそう大型トラック「スーパーグレート」のカーゴ系トラックシリーズを2月2日(水)から全国のふそう系販売会社より発売する。

ふそう大型トラック「スーパーグレート」は、三菱ふそうのフラッグシップトラックとして'96年6月にフルモデルチェンジして登場以来、物流システムの担い手としてお客様と時代の要望を積極的に先取りして改良を重ねてきた。
今回の改良では、新燃焼方式「MIQCS燃焼(ミックス)*1」を採用したクリーンで高性能な「6M70系」エンジンを開発した他、EGR(排出ガス再循環)システム、新型TICS*2の採用やコモンレールシステムの採用拡大等により平成11年排出ガス規制に適合させた。
安全面では、三菱ウェッジブレーキ、ホイールパーク式駐車ブレーキの全車標準装備等により中期安全ブレーキ規制に適合させた他、SRSエアバッグシステムの全車標準装備、香り覚醒機能を追加した運転注意力モニター「MDAS−II(エムダス)*3」をオプション設定する等安全性の向上も図った。
また、新たに積載量・積載容積増大と機動性に優れた「ショートキャブ車」、振動低減による輸送品質の向上を狙った国内大型トラックで量産初の「総輪エアサスペンション車」を追加した他、好評のファジィ制御機械式自動トランスミッションを搭載した「INOMAT(イノマット)車*4」の展開を拡大する等、商品力の一層の充実を図った。

*1: Mitsubishi Innovative Quiescent Combustion System, クワイエッシェント燃焼
*2: Timing & Injection rate Control System, プレストローク制御式噴射ポンプ
*3: Mitsubishi Driver's Attention monitoring System
*4: Intelligent & Innovative Mechanical Automatic Transmission


三菱ふそう大型トラック「スーパーグレート」
KL-FU54JUZ(3V) 撮影用特別仕様車

[改良の概要]

・法規制適合 1.平成11年排出ガス規制適合
2.中期安全ブレーキ規制適合

・商品力向上

1.排出ガスのクリーン化と出力・燃費の向上 (1)新開発「6M70系」インタークーラーターボエンジンの投入
(2)三菱独自のMIQCS燃焼方式の採用
(3)コモンレールシステムの採用拡大
(4)新型TICSの採用
(5)EGRシステムの採用
(6)アイドリングストップシステムの設定
2.安全性の向上 (1)ブレーキ性能・信頼性の向上
(2)補助ブレーキの改良と展開拡大
(3)その他の安全装備
3.外観デザインの変更 (1)新形状スーパーミラーの採用
(2)スリーダイヤマークの大型化
(3)新形状バンパーの採用
4.新規機種追加による商品ラインナップの充実
(荷役効率と輸送品質の向上)
(1)ショートキャブ車の設定
(2)INOMAT(イノマット)車の展開拡大
(3)総輪エアサス車の設定(国内量産大型トラック初)
(4)リヤエアサス車の展開拡大と機能向上

 

[法規制適合]

1.平成11年排出ガス規制適合

EGRシステム、新型TICSの採用及びコモンレールシステムの採用拡大等により、NOx規制値が世界で最も厳しい平成11年排出ガス規制に適合すると共に、低燃費と高出力の両立を実現した。

2.中期安全ブレーキ規制適合

既に適合済みの主制動性能(一定速度から規定距離内での制動規制等)は三菱ウェッジブレーキ(ウェッジ式フルエアーブレーキ)の全車採用により更に向上、駐車制動性能(規定急勾配での積車時停止規制等)はホイールパーク式駐車ブレーキの標準化により強化、その他ブレーキラインの2系統化、4ウェイプロテクションバルブの装着等により、中期安全ブレーキ規制に適合させた。

 

[商品特徴]

1.排出ガスのクリーン化と出力・燃費の向上

(1)新開発「6M70系」インタークーラーターボエンジンの投入
従来の6D24系/6D40系の後継として、軽量4弁OHC構造の6M70系を新開発、MIQCS燃焼(クワイエッシェント燃焼)、コモンレールシステム、EGRシステム、VGターボを採用、エンジンシリーズは235kW[320PS]、257kW[350PS]、279kW[380PS]、302kW[410PS]の4シリーズとし、平成11年排出ガス規制に適合すると共に、低燃費と高出力の両立を実現した。

(2)三菱独自のMIQCS燃焼方式の採用[6M70系]
6M70系に、燃焼室の形状変更、燃料噴射圧の高圧化、多噴孔ノズル等で燃焼を最適化した三菱独自のMIQCS燃焼(クワイエッシェント燃焼)方式を採用、NOx低減と燃費向上を実現した。

(3)コモンレールシステムの採用拡大[6M70系]
噴射系は、電子制御高圧噴射によりPMと黒煙を低減し、燃費向上と出力アップの両立を可能にするコモンレールシステムを6M70系全機種に採用した。

(4)新型TICSの採用[無過給エンジン]
従来のプレストローク電子制御燃料噴射ポンプTICSを更に進化させ、エンジン低回転時でも制御応答性がよく、NOx低減や低速トルクの増大を実現した新型TICSを採用した。

(5)EGRシステムの採用[全車]
全車にEGRシステムを採用、再循環させる排出ガスの量を電子制御することでNOx低減と燃費性能との両立を図った。

(6)アイドリングストップシステムの設定[オプション設定]
車両が一定時間停止すると自動的にエンジンが停止し、環境保全と燃料の節約に有効なアイドリングストップシステムを全車にオプション設定した。車両停止からエンジン停止までの時間は使用状況に応じて設定が可能となっている。

 

2.安全性の向上

(1)ブレーキ性能・信頼性の向上[全車]

1.三菱ウェッジブレーキ(ウェッジ式フルエアーブレーキ)
くさび形状のロッドの働きでブレーキシューをドラム内面に押し当てて制動力を得る構造で機械効率と信頼性に優れたウェッジブレーキと、応答性に優れたフルエアーブレーキを組み合わせた三菱ウェッジブレーキを全車に採用し、ブレーキ性能の大幅な向上を図った。

2.ホイールパーク式駐車ブレーキ
車輪を直接制動する為、プロペラシャフトを制動するセンターパーク式に比べより信頼性が高いホイールパーク式駐車ブレーキを全車に採用した。

3.シューギャップオートアジャスター
シュークリアランスを一定に保ち、ライニング磨耗に起因する制動の効き遅れを抑え、より高い安全性を確保した。

 

(2)補助ブレーキの改良と展開拡大

1.新型パワータードブレーキ[6M70T1を除く6M70系]
パワータード作動専用カムとVGターボの相乗効果により、従来型に対し吸収トルク増大を図った。

2.リターダの展開拡大[オプション設定]
永久磁石式を新設定すると共に、流体式の展開を拡大してオプション設定した。

 

(3)その他の安全装備

1.運転席安全装備の充実[全車]
SRSエアバッグシステム&プリテンショナー付シートベルト、及び衝撃吸収ステアリングシステムを全車に標準装備、万一の場合のドライバーの安全性を高めた。

2.新形状スーパーミラーの採用[全車]
運転席サイドミラーにクラス初の複合曲面ミラーを採用し、下方視界を向上。助手席側ミラーは後写鏡と直左鏡を一体型ハウジングに収め視認性を向上した。

3.MDAS−II(運転注意力モニター)を新開発[オプション設定]
運転注意力が低下(高速走行時に車両の蛇行等を検知)した際に多重表示と音声で警報する従来のMDASの機能に、車間距離警報機能と香り覚醒機能による警告を追加した。

4.イージーゴー (EZGO:坂道発進補助装置)の標準化
坂道発進時、半クラッチとハンドブレーキの操作を不要にする坂道発進補助装置(イージーゴー:EZGO)を、一部機種を除き全車に標準化した。

 

3.外観デザインの変更

(1)新形状スーパーミラーの採用
運転席側サイドミラーは吊り下げ式とし、助手席側は後写鏡と直左鏡を一体型ハウジングに収めてデザインを一新、イメージアップを図った。

(2)スリーダイヤマークの大型化
ふそうトラックの証であるフロントパネルのスリーダイヤマークの大型化と質感向上を実施、フラッグシップトラックとしての風格をより強調した。

(3)新形状バンパーの採用
バンパー上面のステップ部面積を拡大し、清掃作業性の向上を図った。

 

4.新規機種追加による商品ラインナップの充実(荷役効率と輸送品質の向上)

(1)ショートキャブ車の設定
積載量・積載容積の増大と機動性向上を狙いとしたベッドレスショートキャブ車を新開発し、8DC11(V8無過給)エンジン搭載車に設定した。全長12m規制のもとで荷台内寸法最大10mが実現し、輸送効率向上と輸送コスト低減を実現した。また、ダンプ・ミキサーはホイールベース短縮による機動性向上を図った。

(2)INOMAT(イノマット)車の展開拡大
オートマチック車のイージードライブにマニュアル車の経済性をプラスして好評のINOMAT車の展開を拡大した。

(3)総輪エアサス車の設定(国内量産大型トラック初)
FU[6×2後2軸車]、FS[8×4低床車]に総輪エアサス車を設定、荷台振動を大幅に低減し積荷の荷傷みを軽減、輸送品質の向上を図ると共に、前後車高調整機能により搬出入時の車体姿勢を可変とし、荷役効率の向上も図った。また、総輪エアサスの採用により低床化を実現、リーフサスペンション車に対しFU[6×2後2軸車]で荷室高が105mm増大した。

(4)リヤエアサス車の展開拡大と機能向上
リヤエアサス車の展開を拡大すると共に、車高レベリングのハイトセンサーを左右2点に設置して片荷状態でも左右の水平を維持する機能を追加、荷崩れを抑制して輸送品質を向上した。また車高調整の操作はリモコン装置の採用によりキャブ内外で可能とし、2種類の高さを記憶するメモリー機能も装備した。

 

[東京地区メーカー希望小売価格(消費税含まず)]

[単位:千円]

代 表 型 式
仕 様
価 格
スーパーグレート GVW20t車
KL-FV50KHXD
243kW(330PS)、ダンプ、ショートキャブ車
エアコン、SRSエアバック付
12,075
スーパーグレート GVW20t車
KL-FV50MJXD
272kW(370PS)、ダンプ
イージーゴー、エアコン、SRSエアバック付
13,110
スーパーグレート GVW20t車
KL-FT50JVX
235kW(320PS)、平ボディ
イージーゴー、エアコン、SRSエアバック付
10,950
スーパーグレート GVW25t車
KL-FU54JUZ
279kW(380PS)、平ボディ、INOMAT車
イージーゴー、エアコン、SRSエアバック付
14,800
スーパーグレート GVW25t車
KL-FS55JVZ
279kW(380PS)、平ボディ、総輪エアサス車
イージーゴー、エアコン、SRSエアバック付
15,215

  • 希望小売価格(車両本体価格)は、参考価格です。
    価格は各販売店にお問合せ下さい。
  • 価格には、スペアタイヤ、標準工具、ジャッキが含まれます。
  • 販売店でセットする付属品は、別途扱いとなります。
  • 保険料、税金(含む消費税)、登録に伴う費用は別途申し受けます。

以 上

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三菱自動車工業株式会社
〒108-8410 東京都港区芝5丁目33番8号(三菱自動車ビル)

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