三菱自動車は、製鉄所や採石場、また建設現場などにおける構内運搬専用の大型トラック「構内専用車シリーズ」を17年ぶりにフルモデルチェンジして12月27日より、
全国のふそう系販売会社から新発売します。
今回のフルモデルチェンジでは外観を一新するとともに、乗り心地と衝突安全性を向上。また、平成11年排出ガス規制適合エンジンを積極採用し、環境性能も向上しました。
新型スーパーグレート構内専用車シリーズの特長 |
- 17年ぶりのフルモデルチェンジ
- キャブスタイルの一新
- 乗り心地と衝突安全性の向上
- 平成11年排出ガス規制適合エンジンの搭載
- ホイールパーク式駐車ブレーキの採用
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三菱ふそう大型トラック 「スーパーグレート構内専用車」 FV50MMW1 撮影用特別仕様車
I 商品特長
- 17年ぶりのフルモデルチェンジ
「ふそう大型トラック構内専用車」は、'84年に「ふそうザ・グレート構内専用車」としてフルモデルチェンジして以来、約17年ぶりにフルモデルチェンジしました。
- キャブスタイルの一新
ラウンドキュービックフォルムを採用した新スタイルキャブは、一般輸送車で実績のあるスーパーグレートと基本デザインを共通にすることによって、居住空間を拡大。
乗降ステップも大型化して、居住性、乗降性を向上しました。その他、フロントピラー周りに発泡剤を充填するなどして、静粛性の向上を図りました。
また、使用環境を考慮して、軽量かつ防錆に優れたFRP製の専用オーバーフェンダーを装備し、タイヤが跳ね上げた泥でキャブが汚れるのを防いでいます。
- 乗り心地と衝突安全性の向上
キャビンをエアサスペンションによって支持したほか、LTL(ロングテーパーリーフ)スプリングを採用するなどして、乗り心地を大幅に向上しました。
また、サイドドアビームや衝撃吸収ステアリングシステムを採用するなどして、衝突安全性を向上しました。
- 平成11年排出ガス規制適合エンジン搭載
「ふそう大型トラック構内専用車」はその用途の特殊性から、本来、排出ガス規制の対象外となっていますが、三菱ふそうでは平成11年排出ガス規制適合エンジンを積極的に採用し、
環境性能の向上を図りました。エンジンは、低燃費、低排出ガスの4弁高性能8M21型を新採用、単車系は、8M21(1)型[272kW、1,275N・m(370PS、130kgf・m)]、
トラクタ系には、8M21(3)型[316kW、1,520N・m(430PS、155kgf・m)]を搭載し、経済性と低公害性を向上しました。
- ホイールパーク式駐車ブレーキの採用
全車に操作性と確実性に優れたホイールパーク式駐車ブレーキを採用。リヤブレーキには軽量小型で確実な制動力を発揮するウエッジ式フルエアブレーキを採用するなどして、
安全性を向上しました。
II 販売目標台数
- スーパーグレート構内専用車シリーズ … 20台/年
III 東京地区メーカー希望小売価格(消費税含まず)(単位:千円)
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型式 |
仕 様 |
価格 |
FV50MMW1 |
272kW(370PS) 最大車輌総重量50t* 6×4単車 |
17,550 |
FV50MJR3W |
316kW(430PS) 連結時最大車輌総重量100t 6×4トラクタ |
23,485 | * …
運行速度25km/h以下の場合 |