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三菱ふそう

米国「スターリング社」に小型トラック「キャンター」の供給を決定

2005年7月7日

三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下:三菱ふそう)は、ダイムラー・クライスラー(以下:DC社)グループの米国トラックメーカー スターリング社と、小型トラック「キャンター」を供給することで合意に達しました。三菱ふそうは、2006年春より、川崎工場(神奈川県川崎市中原区)で生産するキャンターに一部変更を施し、スターリング社に供給を開始します。スターリング社は自社ブランドで同社販売網を通じて販売します。

世界最大の商用車メーカーであるDC社が株式の85%を保有する完全子会社の三菱ふそうは、すでに欧州のDC社の販売網でキャンターの販売を開始する等、DCグループのメンバーとして海外市場のいくつかで、その協業及び相互強化のメリットを発揮しております。今回のスターリング社への供給も、まさにDC社が進める世界的商用車戦略の一環であり、これにより三菱ふそうは北米事業で新たなビジネスチャンスをつかむ一方、スターリング社は新商品投入で、商品フルラインアップ化を図り、北米市場における販売台数増につなげます。 

スターリング社は1997年に創立された米国の大型・中型トラックを中心とした商用車メーカーで、フレートライナー社の子会社としてDCグループの一翼を担っています。商品ラインアップとしては、ボンネットタイプの大型トラック「Aライン」や「Lライン」、及び大型・中型トラックのバリエーションをもつ「アクテラ」の3モデルに加え、キャブオーバータイプの大型トラック「カーゴ」や「コンドル」を生産し、同大型・中型セグメントの中で安定したポジションを維持し、2004年(1月〜12月)の販売台数は17,171台です。

一方、三菱ふそうの北米事業は、1985年に現地販売会社のMFTA(ミツビシ・フソウ・トラック・オブ・アメリカ・インク、本社:ニュージャージー州)を設立、米国、カナダに約170の販売拠点を展開しており、大中小のトラックをこれまでに8万台以上輸出しています。なお、2004年は、大型トラックが765台、中型トラックが74台、小型トラックが4,459台、合計で5,298台の販売実績となっております。


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