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三菱ふそう

欧州トラマガル工場、生産台数15万台を達成

2008年10月24日

三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下:MFTBC)は、本日、欧州向けに小型トラック「キャンター」を生産するMFTBCの連結子会社、三菱ふそうトラック・ヨーロッパ(Mitsubishi Fuso Truck Europe Sociedade Europeia de Automoveis, S.A.:MFTE)のトラマガル工場における累計生産台数が、1980年に生産開始以来、本年10月で15万台を達成したことを発表しました。同日、これを記念して同工場で式典を開催しました。トラマガル工場は、1993年に累計5万台、2000年に累計10万台の生産台数を達成しています。

MFTEのトラマガル工場は、ポルトガル・首都リスボンの約150キロメートル北東に位置し、欧州向けの小型トラック「キャンター」の生産拠点、また欧州地域の販売店への卸売り業務を行うMFTBC欧州事業の主要拠点としての役割を担っています。
同工場は、ポルトガル、フランスの合弁事業として1964年から軍用機を生産、1980年にキャンター第1号車のノックダウン生産を開始し、更に10年後の1990年7月に三菱自動車工業株式会社が同工場に出資しました。1996年3月には、小型トラック専用工場として欧州における主要な生産拠点となりました。その後、三菱自動車工業株式会社からの分社化に伴い、2003年1月にMFTBCが発足、翌2004年7月には社名をMFTEに変更しました。
MFTBCは、キャンターが初めて生産された1980年以降、総額1億ユーロに及ぶ投資を行い、欧州市場の拡大を図ってきました。

式典には、ダイムラー・トラック部門総責任者のアンドレアス・レンシュラーを始め、MFTBC代表取締役会長の江頭啓輔、代表取締役社長のハラルド・ブルストラーが出席し、小型トラック「キャンター」のラインオフセレモニーを行いました。レンシュラー氏は、「次期欧州向けキャンターの生産を引き続き同工場で行うことを決定し、その生産体制整備のために総額2,000万ユーロの設備投資をおこないます。」と述べました。その中で、トラマガル工場の重要性について、「ダイムラー・トラック部門において、生産台数15万台の達成は非常に大きな布石です。」と述べました。
またMFTE社長兼工場長であるホルヘ・ローザは、「当社は約30年近くキャンターの生産を行っています。1980年生産開始当初は、年間2千台程度の生産実績でしたが、2007年には1万台を超えるまでになり、現在は東欧地域も含め欧州全体で販売されるようになりました。」と述べました。

MFTBCは、欧州での販売が2007年に前年比9.9%増の10,200台(2006年:9,300台)を記録し、過去最高を記録しました。2008年9月時点では、前年比13%増の8,300台を達成しており、好調な販売が続いています。主にフランス、イタリア、スペイン、英国、ドイツ、ポルトガルで販売しており、2008年には東欧諸国へ参入し、欧州全土で33カ国をカバーする幅広い販売ネットワークを有しています。


MFTEトラマガル工場
欧州市場での主力車種 小型トラック「キャンター」



私たち三菱ふそうトラック・バス株式会社は、「商品・人・サービス」など企業活動のすべてについて「お客様・社会全般・地球環境」のために何ができるのか、何をなすべきなのかを考えます。 私たちの企業活動を「All for you」という言葉に込め、すべての大切な社会や環境、そして、大切なお客さまのために役立てていけるよう追求しつづけます。


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