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三菱ふそう

ロシア市場に新規参入
「ふそうカマズ・トラックロシア社」設立に合意


2009年10月1日


三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下MFTBC)とロシアの商用車最大手の「カマズ社」(Kamaz)は、ロシア市場向けに三菱ふそう製のトラックを生産・販売する合弁事業を設立する合意書に調印します。
既に今年7月6日、MFTBCとカマズは合弁事業設立に向けての覚書に調印しています。合弁事業の最終交渉は、10月下旬の完了を予定しています。

合弁会社は、社名を「FUSO KAMAZ Trucks Rus (ふそうカマズ・トラックロシア)」とし、三菱ふそうブランドのトラックを販売する予定です。
トラックの生産は、ロシアのタタールスタン共和国、ナベレジヌイェ・チェルヌイ(Naberezhnye Chelny)にあるカマズ社の工場で行い、合弁会社の販売部門と管理部門は、同共和国カザン(Kazan)を拠点とします。

同社は、小型トラック「キャンター」の生産および販売を行う予定です。トラックはノックダウン生産により、現地で組み立てられ、2009年内に生産を開始する予定です。今後、部品・コンポーネント類の現地調達化を進めていく予定です。

当合弁事業は、2008年12月にダイムラー・トラック部門が結んだ、カマズ社、ロシア技術公社、トロイカダイアログ投資銀行との戦略的な提携関係が基盤となっています。この提携において、ダイムラー・トラック部門はカマズの株式を10%取得しています。

「ロシアにおける交渉および承認手続きが非常にスムーズに行われたという事実により、このふそうカマズ合弁会社設立も同様に迅速かつ成功裏に進むであろうことを確信しています。」と、ダイムラー・トラック部門責任者のアンドレアス・レンシュラー取締役は述べています。
「この合弁事業は、当社のロシアにおけるトラックビジネスと成長戦略にとって、重要な1歩となることを意味します。」

また、MFTBCのアルバート・キルヒマン社長兼CEOは、「この合意によって、カマズと三菱ふそう両者の強みを活かすことができます。」と、述べています。「カマズはロシアのマーケットリーダーであり、当社はアジアでのプレゼンスがあります。カマズの持つ市場のノウハウや事業能力と、当社の競争力ある製品との組合せは、非常に力強い有望なスタートラインになるはずです。年内には、三菱ふそうトラックの第一陣が、ロシアで生産されることを、本日発表します。」

MFTBCの合弁事業計画に加えて、ダイムラー・トラック部門のメルセデスベンツ・トラックが、カマズとの覚書に調印しました。この覚書には、ロシアにおける「メルセデスベンツ」ブランドのトラックをカマズと合同で生産し、メルセデスベンツ・トラック、メルセデスベンツ・バス、ゼトラ・バスの販売・マーケティング活動を行う組織の設立などが盛り込まれています。




私たち三菱ふそうトラック・バス株式会社は、「商品・人・サービス」など企業活動のすべてについて「お客様・社会全般・地球環境」のために何ができるのか、何をなすべきなのかを考えます。
私たちの企業活動を「All for you」という言葉に込め、すべての大切な社会や環境、そして、大切なお客さまのために役立てていけるよう追求しつづけます。


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