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三菱ふそう

人とくるまのテクノロジー展2010に出展

新開発の大型エンジン「6R10」と排気後処理装置「BlueTec®システム」を展示

2010年5月18日

三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下:MFTBC)は、5月19日(水)〜21日(金)までパシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2010(2010 AUTOMOTIVE ENGINEERING EXPOSITION)」に、新開発の大型エンジン「6R10」と排気後処理装置「BlueTec®システム」を展示します。
同技術は、4月22日に発表・発売した世界最高レベルの平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)に対応した大型トラック「新型スーパーグレート」に搭載しており、排出ガス低減と燃費向上を両立することが可能な最先端技術です。



<展示内容>
1.新開発大型エンジン「6R10」

今回展示する新開発大型エンジン「6R10」は、日米欧のダイムラー・トラック部門のノウハウが集約された次期排出ガス規制も視野にいれた最新の大型トラック用エンジンです。優れた燃費効率、ダイナミックな性能、クリーンな排出ガス、そして高い信頼性を実現し、世界最高レベルの平成21年排出ガス規制※1(ポスト新長期規制)に適合するとともに、従来よりもさらに性能を向上させ、排出ガス低減と燃費向上の両立を可能としました。
その特長の一つとして、燃料噴射系に新開発の「X-Pulse」(X-パルス:増圧式コモンレールシステム)を採用しています。「X-Pulse」は、燃料噴射の高圧化に加え、燃料噴射率の緻密なコントロールにより、走行時に刻々と変化するエンジン負荷・回転数に最適な燃料噴射を実現するもので、その結果、排出ガス低減と燃費向上の両立に大きく寄与しています。
※1:平成17年排出ガス規制値比 PM63%減、NOx65%減


新開発大型エンジン「6R10」
6R10エンジンスペック
エンジン型式 6R10
適合排出ガス規制 平成21年規制
(ポスト新長期)
シリンダー配列
吸気方式
直列6気筒
インタークーラーターボ
ボア×ストローク(mm) 132 × 156
総排気量(L) 12.8


2.新開発排気後処理装置「BlueTec®システム」

今回展示する「BlueTec®システム」(尿素SCR+DPF)は、地球環境保全に大きな効果を得ることが可能な商用車の主要な技術として、日本国内だけでなく北米や欧州でも、急速に普及しています。
同システムは、主に排出ガス低減に効果をもたらし、二律背反の関係にあるPM、NOxの低減と低燃費を両立させる技術です。酸化触媒と耐久性に優れたSiCセラミックフィルターを組み合わせた「再生制御式DPF」により、PMを捕集、燃焼除去し、残ったNOxをSCR触媒と尿素水ドージングノズルで構成した「BlueTec®」(尿素SCR)によって、尿素水から生成したアンモニアの化学反応によって、NOxを無害な窒素と水に分解します。
尿素SCRは、2007年より大型トラック「スーパーグレート」に採用しており、既に実績のあるシステムです。
この「BlueTec®システム」を用いることで、エンジン本体は、高い燃焼効率を目指すことに注力し、車両の燃費向上によるCO2削減とPM、NOx低減の両立を可能とし、車両性能の向上にとどまらず、地球環境にも優しいトラックに仕上げることが可能となりました。
※「BlueTec®」はダイムラーの登録商標です



3.人とくるまのテクノロジー展2010
人とくるまのテクノロジー展2010は、自動車産業に携わる世界の人々、そして企業が最先端の技術情報について交流を図る場で、自動車、部品、材料メーカやテスティング、CAEソリューション、カーエレクトロニクス関連企業など、各社自慢の最新製品と技術が一堂に展示されます。

名称 自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2010
2010AUTOMOTIVE ENGINEERING EXPOSITION
主催 社団法人自動車技術会
後援 文部科学省,経済産業省,国土交通省,横浜市
会期 2010年5月19日(水)〜21日(金)10:00〜17:00
会場 横浜国際会議場(パシフィコ横浜)
出展社数 365社(予定)
来場者数 65,000人(見込) 前年実績:51,446人
入場料 無料



私たち三菱ふそうトラック・バス株式会社は、「商品・人・サービス」など企業活動のすべてについて「お客様・社会全般・地球環境」のために何ができるのか、何をなすべきなのかを考えます。
私たちの企業活動を「All for you」という言葉に込め、すべての大切な社会や環境、そして、大切なお客さまのために役立てていけるよう追求しつづけます。


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