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Daimler AG

ダイムラー、商用車部門の拠点を東南アジアに開設

2016年3月2日
18カ国を管轄するリージョナル・センターをシンガポールに開設。各市場でのFUSOブランドのトラック・バス、およびメルセデス・ベンツブランドのトラック・バス・商用バンの販売とカスタマーサービスを支援
「当社は昨年、重要地域である東南アジアで4万台以上の商用車を販売しました。トラック・バス・商用バンの需要は引き続き拡大するとみており、さらなる強化を図るため、物流のハブでもあるシンガポールに拠点を開設しました」(ダイムラーAG取締役兼トラック・バス部門総責任者:ウォルフガング・ベルンハルト)
三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:マーク・リストセーヤ、以下 MFTBC)とダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社(以下 DICV)が協業を行うダイムラー・トラック・アジア(以下 DTA)は、ダイムラーの商用車部門がシンガポールに新設したリージョナル・センター(以下 RC)を通じて、FUSOを始めとするダイムラーの商用車ブランドの販売とカスタマーサービスの拡大を図ります。
リージョナル・センターは、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピンなど東南アジア18カ国で、FUSOブランドのトラック・バスおよび、メルセデス・ベンツブランドのトラック・バス・商用バンと幅広いラインアップの商用車の販売およびカスタマーサービス活動を支援します。
「当社は昨年、重要地域である東南アジアで4万台以上の商用車を販売しました。トラック・バス・商用バンの需要は引き続き拡大するとみており、さらなる強化を図るため、物流のハブであるシンガポールに拠点を開設しました」(ダイムラーAG取締役兼トラック・バス部門総責任者:ウォルフガング・ベルンハルト)
シンガポールには活発なビジネス活動を支える優れた人材、そして世界最大級の空港や世界2位の取扱高を誇る港など高度なインフラが備わっています。ダイムラーは同地域で、1950年代よりメルセデス・ベンツブランドを取り扱っています。
東南アジアの経済活性化による商用車需要の押し上げ
東南アジアの人口は6億2200万人と米国や欧州よりも多く、その50%以上の平均年齢が30歳と、同地域の成長を支える原動力となっています。2015年、域内での通商を強化するため、アセアン経済諸国連合体が、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナム、シンガポール、フィリピン、ミャンマー、ベトナム、フィリピン、ラオス、ブルネイ、カンボジアの間で発足しました。域内での海外直接投資は2007年の850億米ドルから2014年の1360億米ドルにまで拡大しました。こうした経済活性化による物流量の増加はFUSOとメルセデス・ベンツブランドに対する需要にもプラスの影響をもたらしています。同地域のトラック総需要は特にフィリピンやベトナムで大幅に拡大しており(フィリピン:27%、ベトナム:92%)、2015年のトラック総需要は22万5000台となりました。ダイムラーは同地域で2015年、4万台以上を販売しました。
各市場の様々なニーズに注力
ダイムラーは現在、世界6カ所でRCを順次開設しており、中東・北アフリカ地域を統括するDCV MENA(アラブ首長国連邦・ドバイ)、東・中央・西アフリカ地域を統括するDCVアフリカ(ケニア・ナイロビ)、南部アフリカ地域を統括するDCV南部アフリカ(南アフリカ・ヨハネスブルグ)をこれまで開設しました。DTAは同拠点をベースに、地域のお客様の様々なニーズに対応していきます。
ダイムラーではこれまで、メルセデス・ベンツブランドの販売・カスタマーサービス活動をドイツ本社、FUSOブランドをMFTBCの川崎本社から別々に管理していました。RC開設により、今後は各拠点がこれら2つのブランドの販売・サービス活動を統括して管理していきます。シンガポールに開設したRCでは、東南アジアで有力なFUSOブランドを管理するDTAを通じて、さらなるシェア拡大を図ります。
DTAはインドネシア、タイ、ベトナムで、新興国の様々なニーズに対応するFUSOの新型ラインアップを投入してきました。今後も引き続き、東南アジアを始めとする世界各地域で投入国を拡大していきます。
ダイムラー商用車リージョナル・センターについて
DCV SEAは、2015年10月に開設した、中東・北アフリカ地域を統括するDCV MENA(アラブ首長国連邦・ドバイ)、東・中央・西アフリカ地域を統括するDCVアフリカ(ケニア・ナイロビ)、南部アフリカ地域を統括するDCV南部アフリカ(南アフリカ・ヨハネスブルグ)に次ぐ、4番目のリージョナル・センターです。
同センターは、東南アジアにおいて、ブルネイ、カンボジア、フランス領ポリネシア、フィジー、香港、インドネシア、ラオス、マレーシア、モンゴル、ニューカレドニア、パプアニューギニア、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイ、バヌアツ、ベトナムの18ヵ国を統括します。
DTAについて
ダイムラー・トラック・アジア(DTA)は80年以上の歴史を誇る三菱ふそうトラック・バス株式会社と、インド市場で躍進的な成長を続ける新会社ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社が共同で事業を行う組織です。DTAは製品開発、生産、輸出、調達、研究活動を共同で行い、お客様にとって価値ある製品とサービスを提供する戦略的なビジネスモデルを推進しています。

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