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ふそう中型トラック
「ファイター」シリーズを大幅改良して新発売
平成10年排出ガス規制、中期安全ブレーキ規制に適合すると共に、
安全性、快適性、運転操作性等商品力を大幅向上

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1999年4月14日

三菱自動車は、長期排出ガス規制及び中期安全ブレーキ規制にいち早く対応したふそう中型トラック「ファイター」シリーズの「ファイター」「ファイターNX」「ファイター ミニヨン」を、4月14日(水)から全国のふそう系販売会社より発売する。

今回の大幅改良では、クリーンで高性能な新エンジン「6M6系」を開発し平成10年排出ガス規制に適合した他、ホイールシリンダ容量増大等による中期安全ブレーキ規制への適合、キャブ内外観デザインの変更、SRSエアバッグをはじめとするアクティブ/パッシブセーフティ両面での安全装備の充実、新キャブマウントの採用やインストルメントパネル廻りのスリム化等快適性、運転操作性の向上を実現した。また大型トラック「スーパーグレート」で好評を博しているファジィ制御機械式自動トランスミッション「INOMAT(イノマット)」を中型トラックとしては国内で初めて一部類別に搭載(6月発売予定)する。

ふそう中型トラックは、1964年に国内で初めての本格4トンキャブオーバータイプ「T620型」を発売以来、常にお客様のニーズを反映した改良を積み重ね中型トラック市場をリードしてきたが、今回は平成10年排出ガス規制、中期安全ブレーキ規制にいち早く対応し、商品力の向上と合わせ環境・安全面でも来る21世紀の社会ニーズに十分に応える内容とした。


三菱ふそう中型トラック「ファイター」
KK−FK61FJ(2) (撮影用特別仕様車)

 

1.商品特長

(1)平成10年排出ガス規制適合、出力・燃費性能向上の新エンジン搭載

  • 平成10年排出ガス規制に適合したクリーンで高性能な4弁OHC構造の6M6系エンジンを開発、全車に搭載した。
  • インタークーラーターボエンジンは6M60T1(240PS)、6M60T2(270PS)の2シリーズ、無過給エンジンは6M61−1(180PS)、6M61−2(210PS)、6M61−3(225PS)の3シリーズの計5シリーズで構成、従来エンジンに対し出力で5〜20PS向上させた。
  • 全車に電子制御高圧噴射を採用した。インタークーラーターボエンジンにはコモンレールシステム、無過給エンジンには新型TICS(*1)または高圧分配型ポンプを採用した他、EGRの採用、燃焼室の改良等により排出ガス規制に適合させると共に、動力性能も向上させた。
  • OHC4弁構造の採用、高出力270PSエンジンへのVGターボ(*2)採用などにより燃費性能も1〜6%(当社社内試験値)向上させた。
     
    (*1) iming & njection rate ontrol ystem, プレストローク制御式噴射ポンプ
    (*2) ariable eometry, 可変ノズルべーン付ターボチャージャ

 

(2)中期安全ブレーキ規制適合、安全性の更なる向上
中期安全ブレーキ規制に対応すると共に、アクティブ/パッシブ両面で安全性を向上させた。

<中期安全ブレーキ規制への対応>

  • ホイ−ルシリンダ容量増大、ブレーキエア圧増大、エアマスタ出力増大等を実施しブレーキ踏力を軽減した。
  • ロードセンシングバルブ(ABS付車を除く)、4ウェイプロテクションバルブ装着、シュークリアランスオートアジャスタ−等により制動時の安定性やブレーキシステムの信頼性、整備性を向上させた。

<アクティブセーフティ>

  • ABSを標準装着した。[225PS以上カーゴ系ホイールベースG尺車以上]
  • 複合曲面サイドミラーを標準装着した。[全車]
  • 防幻式メータークラスターを標準装着した。[除くファイターミニヨン]
  • ディスチャージヘッドランプの標準装着を拡大した。[ファイターミニヨンを除く210PS以上全車]
  • EZGO(イージーゴー:坂道発進補助装置)の標準装着を拡大した。[ファイターミニヨンを除く210PS以上全車]
  • 三菱独自のVOIS機能(多重表示&音声警報システム)を追加した。[カスタム仕様車]
  • パワータード(圧縮解放式エンジンブレーキ)の標準装着を拡大した。[270,240PS全車]

<パッシブセーフティ>

  • 運転席SRSエアバッグ&プリテンショナーシートベルトを標準装着した。[ファイターミニヨンはオプション設定]
  • フルパッド一体式インストルメントパネルを採用した。[除くファイターミニヨン]

 

(3)内外観デザインの変更
「ファイター」「ファイターNX」は、キャブ内外観のデザインを一新した。

<キャブ外観>

  • フロントグリル、ランプ廻りデザインを変更し、大型トラック「スーパーグレート」同様、精悍なフロントマスクとした。

<キャブ内装>

  • インストルメントパネル、メーター廻りのデザイン並びにシートの色柄を変更し、イメージを一新した。

 

(4)快適性、運転操作性の向上
ドライバーの作業環境改善を目指し、「ゆとりの創出=安全性向上」の観点から、快適性、運転操作性を向上させた。また大型トラック「スーパーグレート」で低燃費とイージードライブの両立で好評を博しているファジィ制御機械式自動トランスミッション「INOMAT」を270PSエンジン搭載車に設定、また今後需要拡大が予想されるエアサスペンション車の展開拡大も行った。

<快適性向上>

  • 前後液封マウント&フローティングバー採用の新キャブマウントおよび前ばねのロングテーパーリーフ化、またキャブ各部の防音を強化し静粛性も向上させた。[ファイターNXは実施済み、ファイターミニヨンは除く]
  • フロアコンソールおよびインパネ廻りのスリム化により中央部足元スペースを拡大し、運転席、助手席間の移動を容易にした。
  • 助手席フルフラットシートを採用した。

<運転操作性向上>

  • タコグラフ(オプション)をインストルメントパネル収納タイプ(チャート紙脱着性向上)とした。
  • 低燃費とイージードライブの両立を実現するファジィ制御機械式自動トランスミッション「INOMAT」を270PSエンジン搭載車に設定した。(6月発売予定)
  • ステアリングホイールを小径化、ハンドル角度の変更等により取り回し性を向上させた。 [除くファイターミニヨン]
  • トランスミッションのシフトフィーリングを向上させた。
  • オートクルーズを標準装備した。[270PS車]
  • エアサスペンションの構造を見直し、より合理化・軽量化すると共に、設定機種を拡大した。

 

2.東京地区メーカー希望小売価格(消費税含まず)

[単位:千円]

代 表 型 式
仕 様
価 格
ファイターミニヨン4.15トン積
KK−FH21HC2D
210馬力、ダンプ(標準三方開)
4,630
ファイターNX 標準幅4.10トン積
KK−FK71HC2D
210馬力、ダンプ(標準三方開)
EZGO、SRSエアバック
ディスチャージヘッドランプ付
4,845
ファイターNX 標準幅4.25トン積
KK−FK71HJ2
210馬力、平ボディ
EZGO、SRSエアバック
ディスチャージヘッドランプ付
4,865
ファイター 標準幅4.05トン積
KK−FK61HD2D
210馬力、ダンプ(標準三方開)
EZGO、SRSエアバック
ディスチャージヘッドランプ付
4,990
ファイター 標準幅4.25トン積
KK−FK61HK2
210馬力、平ボディ
EZGO、SRSエアバック
ディスチャージヘッドランプ付
5,045
ファイター 標準幅4.10トン積
KK−FK61FJ2
270馬力、平ボディ
EZGO、ABS、SRSエアバック
ディスチャージヘッドランプ付
5,730

*1999年4月14日現在、エアコンレスの場合

  • 希望小売価格(車両本体価格)は、参考価格です。(1999年4月14日現在)
    価格は各販売店にお問合せ下さい。
  • 価格には、スペアタイヤ、標準工具、ジャッキが含まれます。
  • 販売店でセットする付属品は、別途扱いとなります。
  • 保険料、税金(含む消費税)、登録に伴う費用は別途申し受けます。

以 上

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三菱自動車工業株式会社
〒108-8410 東京都港区芝5丁目33番8号(三菱自動車ビル)

このコンテンツは日本国内向けの情報です。
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