三菱ふそうトラック・バス株式会社
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現代社会に対する三菱ふそうの答え、それが新型スーパーグレート
きっかけは環境門ダイア原油高騰、ドライバーの高齢化、問われる安全性…。山積する厳しい社会問題をバネに誕生
――いよいよ07年型スーパーグレートが発売されましたが、まずはトラック業界を取り巻く現状について教えていただきたいのですが。
高畑: 環境問題、軽油の高騰、安全対応など運輸業界は非常に厳しい状況ですね。環境でいえば、CO2(二酸化炭素)の削減がますます強く課せられていますし、安全面では大型トラックの交通事故が問題視されています。ドライバー管理や軽油の高騰などで経営の効率化を迫られるため、お客様はより低燃費のトラックを求めています。
高橋: CO2だけでなくNOx(窒素酸化物)やPM(すすなどの粒子状物質)も非常に規制が厳しくなってきています。環境問題はアメリカやヨーロッパ諸国でも同様に取り組んでいますが、日本の場合は渋滞があったり、通常の走行でも止まったり走ったりが激しくて、排出ガスの処理が非常に難しい。日本の新長期排出ガス規制は、世界的に見てもトップレベルの厳しさです。
白沢: 大型トラックは長距離を運転することが多いですし、最近はドライバーの高齢化も進んでいる。そういった点を考えると、よりドライバーの負担を軽減した運転しやすいもの、いわゆるイージードライブの機能が、さらに求められているのではないでしょうか。
小島 今回の新型スーパーグレートの開発に当っては、大型トラックを購入したお客様にアンケートを取ったところ、購入動機の1位は燃費のよさ、2位が車両価格、3位が安全性、4位が積載量、5位がイージードライブでした。我々はその5つに重点を置きながら、同時に環境対応に力を入れています。新モデルはそれらトータル的な底上げを目指し、誕生に至ったわけです。
スーパーグレート誕生から11年目のメジャーチェンジ。日本経済の基盤を支えるトラックは世の中の逆境にどう立ち向う!?
――新型スーパーグレートの開発で目指したものは?
高畑: お客様の要望の1位が低燃費であると同時に、CO2対策で最も有効的な手段も燃費なんです。ですから、開発チームでも燃費の向上を強く推し進めてきました。尿素SCRシステムを搭載することで燃費性能を高め、NOxとPMの削減に成功しています。
高橋: 尿素SCRシステムは、排出ガスの後処理システムです。私たちはヨーロッパのノウハウを融合した独自の尿素SCRシステムを作り上げました。業界内では、排出ガス規制対応技術として、この尿素SCRシステムとDPFの大きく二通りにシステムが分かれていますが、将来的には尿素SCRシステムが主流になっていくと考えています。排出ガス規制をクリアーしつつも、やはり燃費でどれだけアドバンテージが取れるかが、エンジンと車両開発の大きな要ですよね。
小島: 大型トラックの場合、軽油代だけで10年間で4000万円くらいとすると、燃費がわずか3%違うだけで100万円以上もの差が出てしまう。お客様の費用負担として大きく違ってくるのです。 安全面については、大型トラックに多い深夜の追突事故にどう対応するか?事故が起きた時の被害を極力少なくするという対策もありますが、私たちは追突事故を起こさないための予防に力を入れました。そのひとつが運転注意力モニターMDAS-V(エムダス-スリー)です。
伊原:

新型スーパーグレートは、私が初めて設計に関わった車です。とにかく予防安全システムを普及させるんだという観点から、MDAS-Vや車間距離警報の開発を行ってきました。これまでのようなオプションではなく、コストを抑え、機能も徹底的にブラッシュアップ。新モデルにこのシステムを標準装備させることに成功しました。

白鳥: 私はデザイン担当として、エンジニアの皆さんの熱い思いが伝わるスタイリングを心掛けました。力強い躍動感と、環境や社会への配慮。このバランスをとるのが難しいところですが、そんな開発コンセプトを新型スーパーグレートのデザインからもお客様に感じ取っていただければと思います。
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