日本の物流業界の現状
日本の物流業界は今、かつてない転換期にある。「働き方改革関連法」による労働時間の上限規制や、団塊世代の大量引退によるドライバー不足、さらに燃料費・人件費の高騰による物流コストの上昇。物流は社会を支える重要なインフラだが、従来の方法だけでは限界が見え始めている。
すみません、何も見つかりませんでした。
日本の物流業界は今、かつてない転換期にある。「働き方改革関連法」による労働時間の上限規制や、団塊世代の大量引退によるドライバー不足、さらに燃料費・人件費の高騰による物流コストの上昇。物流は社会を支える重要なインフラだが、従来の方法だけでは限界が見え始めている。
この課題を解決するため、三菱ふそうが出会ったのが米国Wise systems社の提供するAIソリューション『ワイズ・システムズ』だった。ワイズ・システムズは、最新のAI技術を駆使し、機械学習によって効率的な配送計画を短時間で作成。さらにスマートフォンアプリで動態・進捗管理も可能だ。
「日本の物流でも活用できるか?」そんな疑問も頭に抱きながら、三菱ふそうはお客様と共に実証実験を開始。フィードバックをもとに改善を重ね、ついに日本市場への導入に至った。
Wise systems社は2014年にMITメディアラボのメンバーを中心に設立された。スマートフォンの普及に伴い位置情報データの活用が進む中、彼らは交通・物流分野に着目した。COOのジェメル・デルバリ氏はこう語る。「経済活動のあらゆる側面は物流によって支えられています。効率的な物流はCO2排出量削減に加え、道路上の車両を減らすことで都市の住みやすさにも貢献します。」この理念のもと、Wise Systemsは誕生した。
ジェメル氏はさらにこう続けた。「どんなに優れたルート最適化技術があっても、ドライバーが使用しなければ意味がありません。現場の声を理解し実際の顧客や配車担当者のデータを活用しました。時間の経過とともにより実用的で利用されやすいルートを自動生成する仕組みを作り上げたのです。」
2021年後半から日本市場に導入されたワイズ・システムズ。今に至るまでの道のりは簡単ではなかった。「このシステムは米国向けに開発されたため、日本のお客様に必要な機能がなかったり、オペレーションに対応できないこともありました。」と三菱ふそうの担当マネージャー山本和明は語る。それでも、徹底的にお客様の現場を学び、共に解決策を考え続けた結果、契約企業は少しずつ増加。Wise社も日本市場向けの機能開発に真摯に対応し、低価格でカスタマイズを実現した。「国は違っても”お客様のために”という共通のフィロソフィーを持ってくれていることがありがたかったです。」
ワイズ・システムズを導入したお客様の実例をいくつか紹介したい。
両備ホールディングス株式会社様は、ワイズ・システムズのAI学習機能やアプリ連携など新しいソリューションに興味を持ち導入。積載率が13%向上、月間の車両手配台数を91車から80車に削減し、容積重量1t当たりの輸送に関わるCO₂排出量も13.3%削減した。両備ホールディングス様の導入事例はこちら。
福井郵便逓送株式会社様は、急遽決まった新規配送受諾だったため、候補企業の中でも早期に導入可能かつ導入台数の制約が無く1台から利用可能な点が決め手だったと話す。土地勘のない新しい地域への配送だったが、最適なルート作成とアプリ活用により、1人あたりの配送件数が増え、追加の傭車手配も不要になりコストダウンを可能にした。福井郵便逓送様の導入事例はこちら。
三菱ふそうでワイズ・システムズを担当しているチームは少人数ながら、導入企業のサポートや新規提案に全力を注いでいる。「お客様のお悩みを自分事と考え、一生懸命考えた自分の提案に満足し喜んでいただけると、やってよかったと思うんです」と営業担当の林拓摩は笑顔で話す。
配車担当者の属人化解消、ドライバーの負荷軽減、コロナ禍以降の物流増への対応、荷主としての管理体制の強化など、課題はお客様ごとに異なる。しかしどんな課題でも一つずつ解決へ導くため、チームは常に前進し続ける。