12段INOMAT-II搭載の大型トラック「エア圧低下」時の取り扱い方法について

エア圧が低下した状態でシフト操作をした場合、「T/Mエア圧低下」または「T/Mシステム異常」表示が点灯したり、ギヤシフトが正常に作動しないことがあります。
また、エア圧が低下した状態で走行すると、T/M以外でもブレーキなどエア圧で動作している装置が正常に作動しなくなり非常に危険です。

エア圧の低下に関連した代表事例を下記の通りご紹介致します。ご参照頂き、日常から、メーター内のエア圧計の表示やエア圧の上昇時間をご確認頂き、お車を安全、快適にご使用ください。


1.エア圧低下に関連した代表事例
エアサスペンション車において荷物積み込み作業後の取り扱い
荷物積み込み作業を実施した場合は、エアサスペンションの車高調整のためにエアを消費しますので、走行開始前にメーター内のブレーキエア圧力が十分にあること(表1を参照ください)を確認してから走行してください。特にエンジン停止状態で荷物積み込み作業をした場合には、エンジンを始動した後に確実にブレーキエア圧力を確認してから走行開始願います。

ブレーキエア圧力の確認
長時間停車後のエンジン始動時の取り扱い
エンジン始動時にメーター内のブレーキエア圧力が低い場合は、すぐには走行せずエア圧力を十分に(表1を参照ください)溜めてから走行します。
しばらくしても、エア圧力が上がらない場合はエア漏れが発生している可能性がありますので、三菱ふそうサービス工場に連絡してください。

エンジン停止時の取り扱い
BlueTec® 排気後処理装置のAdBlue®(尿素水)詰まりを防止するため、メーター内のブレーキエア圧力計の針が水平位置以上であることを確認してからエンジンを停止してください。

車種ごとの適正エア圧(表1)
車種ごとの適正エア圧(表1)


エア圧低下が車両で確認された場合の対処方法
詳しくは、車両に搭載の取扱説明書をお読み頂き、指示に従ってください。


2.「T/Mエア圧低下」表示が点灯した場合
トランスミッションを制御する空気圧力が低下しています。
以下の処置で表示が消えた場合は走行可能ですが、メーター内のブレーキエア圧力が十分にあること(表1を参照ください)を確認してから走行してください。
走行中に表示したとき
ブレーキペダルを踏み込んで直ちに安全な場所に停車します。
しばらくしても消えないときは、三菱ふそうサービス工場に連絡してください。
なお、エンジンを停止するときは、ギヤシフトレバーを「N」位置にし、ギヤポジションインジケーターに「N」を表示したらエンジンを停止します。
エンジン始動時に表示したときの処置
エンジン始動時に表示したときは、消えるまで走行しないでください。
しばらくしても消えないときは、三菱ふそうサービス工場に連絡してください。
エンジンが始動できないときの処置
ギヤシフトレバーを「N」位置にします。
ギヤポジションインジケーターに「N」を表示したらエンジンを始動します。
ギヤポジションインジケーターに「N」が表示されないときは、三菱ふそうサービス工場に連絡してください。
「T/Mエア圧低下」表示
メーター内のブレーキエア圧力


3.ウォーニングランプ ウォーニングランプが点灯しているときウォーニングランプの点灯ウォーニングランプ  ウォーニングランプが点灯しているとき、多重表示モニターに「ブレーキエア圧低下」や ブレーキエア圧 を表示しているときは絶対に走行しないでください。表示が消え、メーター内のブレーキエア圧力が十分にあること(表1を参照ください)を確認してから走行します。


4.「T/Mシステム異常」表示が点灯した場合トランスミッションをコントロールする空気圧力の低下により、「T/Mシステム異常」が表示しているおそれがあります。
以下の処置で表示が消えた場合は走行可能ですが、メーター内のブレーキエア圧力が十分にあること(表1を参照ください)を確認してから走行してください。


4.1 「T/Mシステム異常」表示が点灯した場合(赤地に白文字)
走行中に表示したとき
直ちにブレーキペダルを踏み、安全な場所に停車します。
停車後の処置
ギヤシフトレバーを「N」位置にし、エンジンを停止します。
エンジンを始動します。
エンジンが始動できないときは、三菱ふそうサービス工場に連絡してください。
エンジン始動後、「T/M システム異常」及び T/M制御(赤地に白文字)  (赤地に白文字)が表示しなければそのまま走行できます。
再び点灯するときは、走行しないで直ちに三菱ふそうサービス工場に連絡してください。
「T/Mエア圧低下」表示の点灯(赤地に白文字)


4.2 「T/Mシステム異常」表示が点灯した場合(橙地に黒文字)
走行中に表示したとき
・ 
オートモードで自動変速が可能な場合は、そのまま走行できますが、速やかに三菱ふそうサービス工場で点検をお受けください。
・ 
オートモードで自動変速しない場合は安全な場所に停止します。
停車後の処置
ギヤシフトレバーを「N」位置にし、エンジンを停止します。
エンジンを始動します。
エンジンが始動できないときは、三菱ふそうサービス工場に連絡してください。
エンジン始動後、「T/M システム異常」及び T/M制御(橙地に黒文字) (橙地に黒文字)が表示しなければそのまま走行できます。再び点灯するときは、ギヤシフトレバーを操作し、マニュアルモードで変速できれば走行できますが速やかに三菱ふそうサービス工場で点検をお受けください。変速できないときは走行できません。三菱ふそうサービス工場に連絡してください。
「T/Mシステム異常」表示の点灯(橙地に黒文字)


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