- 三菱自動車は、ダイムラークライスラー社との関係をトラック・バス事業を含む戦略協業に拡大し、グローバルなベースで、
Win-Winの関係構築を加速させる。
- トラック・バス事業では、「三菱ふそう」と「メルセデス・ベンツ」という強力なブランド力により、相互の事業発展をめざす。
三菱自動車は、トラック・バス事業の戦略提携について次の通り発表した。
- ボルボ社とダイムラークライスラー社は、ボルボ社保有の当社株式3.3%及び事業提携に関する諸契約を、
ボルボ社からダイムラークライスラー社に譲渡することで合意し、当社はこれに同意した。
- それに関連して、ダイムラークライスラー社の三菱自動車に対する出資後3年間の保有上限を、34%から37.3%に引き上げる。
これに伴うダイムラークライスラー社指名取締役の増加等、三菱自動車の経営体制の変更は行なわない。
- 今回の戦略提携により、広範囲の協業が可能となり、乗用車事業との相乗効果も含め、大きなシナジー効果が期待出来る。
トラック・バス事業においては、当社とダイムラークライスラー社との間で推進する協業の内容及び推進体制について、今後、
可及的速やかに詰めていく。
- これまでボルボチャンネルで販売したキャンターについては、
サービス体制に支障を来さぬようスムーズにダイムラークライスラーチャンネルに引継ぐ。
- 新しい状況に鑑みて、2001年末迄に実施を予定していたトラック・バス事業の分社は、本年は行なわない。
三菱自動車のトラック・バス事業は、日本国内で8年連続トップシェアーを保持し、業界で確固たる地位を占めており、
2000年に全世界で154,000台のトラックとバスを販売し、国内では30.7%のマーケットシェアー第一位を獲得した。
トラック・バス事業の1999年度の売上高は6,720億円で、従業員は約17,000名である。
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