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三菱ふそう小型トラック

キャンターに新開発のLPGエンジン搭載車を追加発売
LPGエンジン車のバリエーションを充実

2002年2月26日


三菱自動車では、豊富なバリエーションと先進の安全装備で好評のふそう小型トラック「キャンター」に新開発の4D34型LPGエンジン搭載車を新設定、従来の4G64型LPGエンジン車と併せ、「キャンター&キャンターガッツLPGエンジン車シリーズ」のバリエーションを充実、2月26日(火)から全国のふそう系販売会社、及び一部ギャラン系販売会社より発売します。

環境に優しい低公害車への期待が高まる中、比較的インフラの整ったLPGエンジン車の需要は増加傾向にあります。従来三菱自動車では、低公害と静粛性を両立するLPGエンジン車を販売していますが、今般その「キャンター&キャンターガッツLPGエンジン車シリーズ」に、4D34型LPGエンジン車を新開発し追加発売します。これによって、同シリーズのLPGエンジンラインナップは2t積車には 3.9L と 2.4L 、1.5t積車に 2.4L とそのバリエーションを充実、新エンジン車においては超低排出ガスレベル(ULEV)相当の環境性能を誇るほか、新たに冷凍車用の2コンプレッサーに対応するなどの商品力向上を図りました。

今回追加の新開発LPGエンジン車の特徴
  • 新開発の大排気量、高トルクエンジン
  • 航続距離の増大(当社比)
  • 超低排出ガスレベル(ULEV)相当の環境性能
  • 冷凍車用 2コンプレッサー対応
  • 排気ブレーキ採用による制動力向上
  • EZGO(坂道発進補助装置)の標準装備


三菱ふそう小型トラック「キャンター」
4D34型LPGエンジン車

1. 商品概要

(1) 新開発の大排気量、高トルクエンジン

新開発の4D34型LPGエンジンは、既存の 2.4L に対して 3.9L の大排気量で、最大トルクが大幅にアップ、特に中低速域の走行をメインにするお客様において実用性が高くなっています。

(2) 航続距離の増大(当社比)

新エンジン搭載車では、燃料タンクの容量をクラス最大の138L(←107L)に増量して、1充填当りの航続距離が大幅に増大しました。

(3) 超低排出ガスレベル(ULEV)相当の環境性能

新開発の4D34型LPGエンジン搭載車は首都圏の七都県市が定める指定低公害車に適合していて、国が定める低排出ガス車認定制度の超低排出ガスレベル(ULEV)相当の環境性能になっています。また京阪神地区の六府県市が指定するLEV−6指定低公害車にも適合しています。

(4) 冷凍車用 2コンプレッサー対応

今回、冷凍車用として 2コンプレッサーの搭載に対応、お客様の使用の用途がさらに広がりました。

(5) 排気ブレーキ採用による制動力向上

ディーゼルエンジンをベースとした4D34型LPGエンジンでは、ディーゼルエンジンの基本特性が生かされ、排気ブレーキによって制動力が一層向上しています。

(6) DX車にEZGO(坂道発進補助装置)を標準装備

坂道で停止した際、ブレーキペダルから足を離しても制動力を維持する三菱イージースタート・システム(EZGO)を標準装備して、運転操作性を向上しました。

 

2. 販売目標台数

400台/年

 

3. 東京地区メーカー希望小売価格(除く消費税)

(単位:千円)

車型
エンジン
積載量
主な仕様
価格
○FE53CB
4D34LPG
3,907 L
2t
標準キャブ,標準尺,全低床,A/C
木製平ボデー,エアバック
EZGO(イージーゴー)
2,986
○FE53CEV 標準キャブ,標準尺,全低床,A/C
キャブ付シャシ,エアバック
EZGO(イージーゴー)
3,176

(価格は'02.2.26現在、エアコン付の場合)

以 上


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