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弊社の過去の品質問題につきましては、ご心配とご迷惑をお掛けし、改めて深くお詫び申し上げます。
さて、弊社は、6月14日に発表した品質問題47案件を国土交通省（国交省）へ提出し、本日全ての届出が完了致しました。
本日までに42件のリコール、1件のサービスキャンペーン、1件の改善対策を届出いたしました。47案件の内2件は同じリコール案件として１件にまとめられ、その他1件については正式な届出が不要となりました。本日最後4件の市場措置を届出し、6月に発表した通り10月末までに完了しました。
弊社は2004年3月の大型車ハブのリコール届出以降、本格的な過去品質問題のクリーンアップ作業をスタートしました。
先ずは、会長及び品質・技術本部長はじめ開発および品質管理部門における人事・組織の刷新と改編を行い、品質統括部を中心にした商品情報連絡書等の精査と法務・内部監査を中心にした真因究明のための「クリーンアップ」をスタートさせませした。
更に5月には社外のチェックを入れるべく社外専門家を中心に「品質諮問委員会」を発足すると共に、若手社員による「企業文化改革推進委員会」をスタートしました。
その結果、国交省への正式な届出を必要とする47案件を含んだリストを6月14日に発表しました。
その後は47案件の迅速な届け出と市場措置の実施に全力を注ぎながら、安全の確保につながる各案件の技術的解決策に取り組んでまいりました。
これからの「クリーンアップ」活動には3つの主な活動があります。
一つは、発表した市場措置を可能な限り早急に実施していくことです。当社は特に安全性が問われる11件のリコール措置を最優先に取り組んで参ります。
二つ目として、6月14日に発表した159件の最終的な再調査を行い、近々にこの内の幾つかの案件について国土交通省と協議をする所存です。
三つ目の活動として、これまでの調査期間を1992年から収集可能な全ての情報源にアクセスし、過去の品質問題の拡大調査を行なって参ります。
弊社は昨日まで社内に存在する書類の洗い出しを続けて参りましたが、更に販社等も含めて、整備、サービス、安全に関する書類を可能な限り含めた拡大調査を実施いたします。
これは、これまで分析してきた指示改修、商品情報連絡書等の品質関連書類に加え、整備、サービス、バスサービス情報等、お客様のカウンセリング内容を含んだ安全に関する資料を可能な限り洗い出し、調査対象となる書類は総数約21万枚に上ると予測されます。
この拡大調査の結果は、12月末に皆様に報告させていただく予定です。
こうしたクリーンアップ活動と並行し、「社内調査」の結果、「品質諮問委員会」の中間報告を提出する予定です。
以上の通り、弊社は10月末で47案件の届け出を終了しましたが、11月より「届出済み47案件の市場措置実施率の向上」と「過去の品質問題の拡大調査」に取り組んでまいります。引き続き、スピーディかつ正確なクリーンアップ作業を遂行するために、最大限の努力をしていく所存です。 |
