070122

アスベスト（石綿）健康被害者の労災認定

2007年1月22日

三菱ふそうトラック・バス株式会社（以下：MFTBC）は、昨年8月に亡くなられた同社元社員によって生前に申請されたアスベスト（石綿）健康被害に基づく労災申請が、昨年12月20日に認定されたことを確認しました。

故人の方は、1962年に三菱日本重工業株式会社に入社後、当時の川崎自動車製作所（現MFTBCの川崎製作所）に41年間勤務し、2003年9月に退職されましたが、2006年8月に中皮腫で亡くなられました。昨年3月にご本人の意向によりMFTBCが労災申請書を作成の上、ご本人が労災申請を行い、12月20日に認定を受けるに至りました。MFTBCにおけるアスベスト関連の労災認定は、本件が初となります。

MFTBCは、昨年秋にアスベスト含有製品を扱った可能性のある社員の健康診断（胸部直接撮影）を実施しました。また、アスベストを含有する自動車部品を総点検し、代替品への切り替えを完了しました。アスベストを含有する建造物の調査も順次行っており、これまでの調査結果では人体に及ぼす影響は少ないと思われますが、今後アスベストの除去や代替品への切り替えを順次行っていく予定です。