三菱ふそう
小型トラック「キャンター」シリーズおよび
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三菱ふそうトラック・バス株式会社は、昨年8月4日に発表・発売した小型トラック「キャンター」シリーズのエンジンおよび車種展開を大幅に拡大するとともに、昨年7月5日に発表・発売したハイブリッド小型トラック「キャンター エコ ハイブリッド」に、今回ワイドキャブ車と塵芥車を追加設定し、より幅広いお客様のニーズに対応できるよう1月24日(水)より、全国の三菱ふそう地域販売部門および三菱ふそう販売会社より発売しました。 |
「キャンター」シリーズ今回の主な変更点 |
●車種展開を拡大 |
お客様の様々なニーズに対応できるよう、ハイレベルな環境性能を実現した高出力エンジン(150PS(4M50T4),180PS(4M50T5))を追加しました。 また、クラス最大級の広さでドライバーの運転環境にゆとりをもたらす、ワイドキャブ車を追加設定しました。 |
「キャンター エコ ハイブリッド」今回の主な変更点 |
●車種展開を拡大 |
新たにワイドキャブ車(3t積・長尺)と塵芥車(2t積・標準尺)を追加設定し、より幅広いお客様のニーズに対応できるようにしました。 |
●FUSOデザインアイディンティティを全車に採用 |
トップマークを「CANTER」から「FUSO」に変更すると共に、三菱エンブレムを赤色とシルバーメッキ(縁取り)の2色からシルバーメッキ1色とし、FUSOブランドをさらに高めました。 |
●全車低排出ガス重量車認定を取得 |
新長期(平成17年)排出ガス規制値から、PM排出量を10%低減した基準値を達成し、低排出ガス重量車認定を全車取得しました。これに伴い排出ガス記号がACGからPCGに変更となりました。 |
キャンター ワイドキャブ(セミロングボデー) |
キャンター エコ ハイブリッド 塵芥車(撮影用特別仕様車) |
1.小型トラック「キャンター」の商品概要 |
(1)新長期排出ガス規制適合(平成17年規制)をクリア |
コモンレール式高圧燃料噴射システムやインタークーラーターボなど従来のクリーン技術に加え、新たに高精度クールドEGRシステムや新開発の再生制御式DPFを採用し、世界でも最も厳しいとされる新長期(平成17年)排出ガス規制に適合しています。 |
(2)低排出ガス重量車認定を取得 (PM排出量を規制値より10%低減) |
PM(粒子状物質)を規制値より10%低減し、低排出ガス重量車認定制度に適合しました。また、八都県市指定低公害車の「良低公害車」に適合すると共に、京阪神7府県市(LEV-7)指定低公害車に認定されています。 |
(3)再生制御式DPFを新採用 |
強力酸化触媒と耐熱性に優れたSiC(炭化ケイ素)セラミックフィルターを組み合わせた「再生制御式DPF」を新開発しました。前段の酸化触媒部分でHC(炭化水素)やPMの一部を浄化させると共に、SiCセラミックフィルターで残りのPMを捕集・除去します。さらに後段の酸化触媒部分でフィルター再生時に発生するHCとCO(一酸化炭素)を浄化します。 |
(4)高精度クールドEGRシステムを採用 |
NOx低減技術として、高精度クールドEGR(注2)システムを採用しました。排出ガスの一部を水冷式のEGRクーラーで冷却し、燃焼室に再循環させることにより、燃焼温度を低下させ、NOxを低減します。 |
2.ハイブリッド小型トラック「キャンター エコ ハイブリッド」の商品概要 |
(1)パラレル式ハイブリッドシステムを採用し、優れた燃費と環境性能を実現 |
「キャンター エコ ハイブリッド」はパラレル式ハイブリッドシステムを採用し、それに3リッターの小排気量ディーゼルエンジンと、新開発の薄型モーター、機械式自動トランスミッションINOMAT-II(イノマット-II)を組み合わせました。モーターとエンジンの双方で駆動できるため、状況に応じて最適なモードを使い分け、CO2削減や燃費の向上に効果を発揮します。 クラッチとトランスミッションの間にモーターを配置することにより、モーターのみでの発進が可能となりました。また、熱効率の高い定常走行時はエンジンのみで走行し、加速時や登坂路ではモーターとエンジンの両方を使って走行します。制動時にはモーターを発電機として使用し、制動エネルギーを回生して電気エネルギーとして電池に貯めます。これにより、大幅な低燃費とCO2削減効果を発揮します。 |
(2)新長期排出ガス規制(平成17年規制)の厳しい規制値をクリア |
「キャンター エコ ハイブリッド」の環境面の最大の特長は、排出ガスの大幅な低減です。エンジンは、新開発の4M42型3リッターディーゼルインタークーラーターボエンジンを搭載、世界でもトップレベルの厳しい新長期排出ガス規制(平成17年規制)をクリアしました。 |
(3)環境性能、経済性、イージードライブ性能をベストバランスで実現 |
「キャンター エコ ハイブリッド」はEcology(環境性能)、Economy(経済性)、Easy Drive(イージードライブ性能)の3つをコンセプトに、これらをバランス良く実現することで、社会とユーザーの皆様に優しい小型トラックを提供します。 |
3.販売目標台数 |
キャンターシリーズ合計 35,000 台/年 (キャンター エコ ハイブリッドを含む) |
4.東京地区販売価格 (消費税含む) (単位千円) |
(1)キャンター シリーズ |
主な車型 | エンジン | 積載 | 主な仕様 | 価格(円) |
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PDG-FE73D(B) | 4M50(T4) 110kW(150PS) |
2トン | 標準幅、リジット、全低床、標準ボデー | 3,785.25 |
PDG-FE82D(E) | 4M50(T4) 110kW(150PS) |
3トン | 広幅、独懸、高床、拡幅ボデー | 4,305.00 |
(2)キャンター エコ ハイブリッド |
主な車型 | エンジン | 積載 | 主な仕様 | 価格(円) |
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PCG-FE73B(B) | 4M42(T2) 92kW(125PS) |
2トン | 標準幅、リジット、高床、塵芥車専用シャシ | 4,854.15 |
PCG-FE84B(E) | 3トン | 広幅、独懸、全低床 | 5,427.45 |