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三菱ふそう

ハイブリッド小型トラック「キャンター エコ ハイブリッド」を
世界最高レベルの環境性能に改良し新発売

2007年6月5日

三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下:MFTBC)は、昨年7月5日に発表・発売した「キャンター エコ ハイブリッド」を改良し、更にクリーンで低燃費なハイブリッド小型トラックとし6月5日(火)より、全国の三菱ふそう地域販売部門および三菱ふそう販売会社より発売しました。


商品特長
新長期(平成17年)排出ガス規制基準NOxおよびPMの10%低減を達成し、 低排出ガス重量車に認定
平成27年度重量車燃費基準を達成
世界一の環境性能を達成した社会とユーザーの皆様に優しいハイブリッド小型トラック
キャンターエコハイブリッド
キャンター エコ ハイブリッド(撮影用特別仕様車)


1.商品概要
(1) 低排出ガス重量車に認定

「キャンター エコ ハイブリッド」は、コモンレール式高圧燃料噴射システムやインタークーラーターボなど従来のクリーン技術に加え、高精度クールドEGRシステムや再生制御式DPFを採用し、HEV専用にエンジン自体を再チューニングすることで、世界でも最も厳しいとされる新長期(平成17年)排出ガス規制基準NOxおよびPMの10%低減を達成し、低排出ガス重量車に認定されました。


(2) 平成27年度重量車燃費基準を達成

「キャンター エコ ハイブリッド」はパラレル式ハイブリッドシステムを採用し、3リッターの小排気量ディーゼルエンジンと薄型モーター、機械式自動トランスミッションINOMAT-II(イノマット-II)を組み合わせることで、モーターとエンジンの双方で駆動できるため、状況に応じて最適なモードを使い分け、燃費の向上やCO2削減に効果を発揮します。 クラッチとトランスミッションの間にモーターを配置することで、モーターのみでの発進が可能です。また、熱効率の高い定常走行時はエンジンだけで走行し、加速時や登坂路ではモーターとエンジンの両方を使用して走行します。また、制動時にはモーターを発電機として使用し、制動エネルギーを回生して電気エネルギーとして電池に貯めます。 今回さらに、エンジン自体やモーター使用範囲を再チューニングすることにより大幅に燃料消費を削減し、平成27年度重量車燃費基準を上回る値で達成しました。

最大積載量の範囲 1.5トン超2トン以下 2トン超3トン以下
重量車モード燃費値※ (km/L) 10.60 9.70
平成27年度重量車燃費基準値 (km/L) 10.35 9.51

シミュレーションにより算出した国土交通省審査値。 実走行時の燃費は、各種条件(走行パターン・架装・勾配などの状況)により異なります。

(3) 世界最高レベルの環境性能を達成

MFTBCは、ダイムラー・クライスラー社トラックグループのハイブリッド車両(HEV)開発センターとして、最先端のハイブリッド技術の開発を担当しており、「キャンター エコ ハイブリッド」はEcology(環境性能)、Economy(経済性)、Easy Drive(イージードライブ性能)の3つをコンセプトに、これらをバランス良く最高の性能を実現することで、社会とユーザーの皆様に優しい小型トラックを提供します。



2.販売目標台数
「キャンター エコ ハイブリッド」    400台/年


3.東京地区メーカー希望小売価格 (消費税含む)
主な車型 エンジン 積載 主な仕様(キャブ付シャシ) 価格(千円)
BJG-FE74BBV1UL2 4M42(T2)
92kW(125PS)
2トン 標準幅 標準尺 全低床 4,875.15
BJG-FE74BE6VL2 3トン 標準幅 長尺 高床 5,247.90


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