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三菱ふそう

東京モーターショーに「将来の大型トラック用エンジン」を出展

2007年10月23日

三菱ふそうトラック・バス株式会社 (以下:MFTBC) は、10月26日から開催される東京モーターショー2007に、ダイムラー・トラック部門として初めて共同開発中の大型トラック用のディーゼルエンジンプロトタイプを出展します。このエンジンはダイムラー・トラック部門としてMFTBC向けに次期排出ガス規制に対応するために開発中のものです。

MFTBCのハラルド・ブルストラー社長兼CEOは、「日本のお客様に、弊社の将来の大型エンジン技術をいち早く、しかも東京モーターショーの場でご披露できることをうれしく思います。弊社はこれまでも燃費効率が良く、費用対効果の大きいエンジンの開発で高い評価をいただいてきましたが、この新しいエンジンを近い将来投入することで、更にお客様のご期待に応えることができると確信しています。」と述べました。

国内販売本部長の長野副社長は、「今から新しい大型エンジンの発表が楽しみです。これからも燃費効率が良く、信頼性の高い大型エンジンをお客様にご提供してまいります。」と述べました。

次期排出ガス規制対応大型エンジン(参考出品)


1.ダイムラー・トラック部門初の共同開発エンジン

ダイムラー・トラック部門は2002年、将来の大型トラック用エンジンの開発に着手以来、約15億ドルの研究開発費用を投資し、優れた燃費効率、ダイナミックな性能、クリーンな排出ガス、そして高い信頼性を実現するため、グループ各社が持つ技術やノウハウを結集して、様々な新技術の採用を検討してきました。

この大型エンジンは、ダイムラー・トラック部門が開発している大型エンジンシリーズのひとつで、ドイツのダイムラー本社、米国デトロイトディーゼル、MFTBCの各研究開発部門で開発に取り組んでいます。12.8リットルから15.6リットルの排気量をカバーし、約90%の部品が共有化されています。中長期的にメルセデスベンツ、フレイトライナー社、MFTBC等、世界中のダイムラー・トラック部門の大型商用車20万台に搭載される計画です。

MFTBCは、研究開発センターに「次期排出ガス規制対応大型エンジン」専属のチームを立ち上げ、最高水準の安全性、信頼性、環境に対する責任を果たす一方で、日本のお客様の細かいニーズを確実に反映させていくための作業に取り組んでいます。また、2004年から、ドイツのシュツットガルトにエンジン開発者を派遣し、現地でも次期排出ガス規制をクリアするための技術開発に取り組んでいます。



2.日本に先駆けて北米でデビュー

日本での発表に先駆け、10月19日、ミシガン州デトロイトで、ダイムラー・トラック部門が開発した初の共通エンジン「DD15(デトロイトディーゼル15)」が発表されました。DD15は排気量14.8リットルの直列6気筒タイプで、2008年から北米のトラック部門であるフレイトライナー社の大型車両に搭載されます。



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