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三菱ふそう

大型トラック 新型スーパーグレート「ハイウェイカーゴ」を新発売

〜優れた高速燃費を達成した高速クルーザー〜

2007年10月23日

三菱ふそうトラック・バス株式会社は、大型トラック新型「スーパーグレート」に、ダイムラー・トラック部門として開発した新型電子制御機械式自動トランスミッション「12段INOMAT-II」と新開発の「ハイトルクエンジン」を搭載することで、高速主体のカーゴ車にとって最適なパワートレーンを実現。それにより優れた高速燃費を達成した新型スーパーグレート「ハイウェイカーゴ」を10月23日(火)に発表、来年1月15日(火)から発売します。

なお同車は、10月26日(金)から幕張メッセで開催される第40回東京モーターショー2007に出品します。


大型トラック 新型スーパーグレート「ハイウェイカーゴ」の特長
平成27年度重量車燃費基準(BKG-)を達成し、優れた高速燃費を実現する高速主体のカーゴ車
新開発電子制御機械式自動トランスミッション「12段INOMAT-II」を搭載
新開発「ハイトルクエンジン」を搭載
カーゴ系初のスーパーフルキャブを採用

大型トラック 新型スーパーグレート「ハイウェイカーゴ」(撮影用特別仕様車)


1.商品概要
(1) 平成27年度重量車燃費基準(BKG-)を達成

高速主体のカーゴ車として、新型12段INOMAT-IIと新型ハイトルク型エンジンを搭載しました。さらに、低ファイナルギアなど専用コンポーネントを搭載し、その結果、高速道路での燃費を約5%向上した最適パワートレーンを実現しました。 また、平成27年度重量車燃費基準(BKG-)を達成する優れた高速燃費を実現するとともに、平成17年度新長期排出ガス規制から、さらに、NOx、PMともに▲10%を達成し、低排出ガス認定車を取得しました。


(2) 新開発電子制御機械式自動トランスミッション「12段INOMAT-II」を搭載

メルセデスベンツトラック用に開発された12段トランスミッションをベースに、ダイムラー・トラック部門として日本市場向けに変更を加え、MFTBC独自のトランスミッション自動化システム「INOMAT-II」との統合を図りました。トランスミッション本体は、ノンシンクロ化と遊星歯車レンジ方式の採用により、コンパクトで軽量なユニットとなっています。

トランスミッション自動化システム「INOMAT-II」を組み合わせることにより、クラッチ操作から解放され、さらに、積荷や勾配に応じて適切な発進ギヤ段が自動で選択されるため、ドライバーの疲労を軽減します。また、発進性に配慮したSNOWモードやECOモード機能も搭載しました。


(3) 新開発「ハイトルクエンジン」を搭載

尿素SCRシステムを搭載した新型6M70(T8)直列6気筒インタークーラー付きディーゼルターボエンジンは、ターボチャージャーの過給圧アップ、燃料噴射系の最適チューニングなどにより、ベースエンジン※に対して、最大トルクを20%増加した2,160Nm(220kgf-m)/1,100rpmとしました。
※6M70(T3) 1,810Nm(185kgf-m) )/1,100rpm


(4) カーゴ系初のスーパーフルキャブを採用

ハイウェイカーゴには、キャブ高が標準フルキャブよりも190mm高い「スーパーフルキャブ」を採用しました。これにより、運転時の視認性が向上するため、高速長距離走行の疲労軽減に役立ちます。



2.販売目標台数
大型トラック 新型スーパーグレート「ハイウェイカーゴ」 800台/年


3.東京地区販売価格 (消費税含む)

主な車型 エンジン 主な仕様(平ボデー架装) 価格(千円)
BKG-FU54JUZ8XV 6M70(T8)
279kW(380PS)
後輪エアサス/12INOMAT-II 17,126 


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