[ドイツ/シュツットガルト発(日本時間11月12日 18時)]ダイムラーAGはシュツットガルト本社で、「将来の輸送のあり方を形成する」(Shaping Future Transportation) と題するプレスイベントを開催し、今後トラック、バスに搭載する先進技術を披露しました。
ダイムラーAGでは現在、商用車分野においても燃費向上と排出ガスの大幅低減に精力的に取り組んでいます。中でも使用環境に応じてディーゼルガソリン消費量を大幅に低減可能なハイブリッド技術が今後は主役になると考え、その開発に力を入れています。
すでに、メルセデス・ベンツ、三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下:MFTBC)、フレートライナー各社は一部車種のハイブリッド仕様を市販し、この分野におけるトップランナーの地位にあります。ダイムラー・トラック部門およびバス部門は今後、このハイブリッド技術をさらに進化させ、搭載車種を拡大すると共に、グローバルレベルでの展開を目指します。
ダイムラー・トラック部門の責任者アンドレアス・レンシュラー氏は、「市場における世界的リーダーとして、お客様にさらに経済的で環境に優しい輸送方法を提供していきます。また『将来の輸送のあり方を形成する』取り組みは、ダイムラー・トラックの環境に優しい商用車はもはや単に試作品ではなく、日常業務での使用を目的として生産される車両であることを実証しています。」と述べました。
ダイムラー・トラック部門の一翼を担うMFTBCは2005年にトラック部門における「ハイブリッド技術の開発拠点」となり、グループ各社のハイブリッド技術を取りまとめる役割を担っています。日本国内では2006年にパラレル式の小型ハイブリッドトラック「キャンター エコ ハイブリッド」、2007年にはシリーズ式の大型路線バス「エアロスター エコ ハイブリッド」を発表、発売しています。
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