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三菱ふそう

大型路線バス用のシリーズ式ハイブリッドシステムを
「人とくるまのテクノロジー展 2008」に出展

同時に「第58回自動車技術会賞」授賞式において
「運転注意力モニター(MDAS-III)」が「技術開発賞」を受賞


2008年5月20日

三菱ふそうトラック・バス株式会社は、5月21日(水)〜23日(金)に開催される「人とくるまのテクノロジー展2008」 (主催:(社)自動車技術会、於:パシフィコ横浜) に、新世代の大型ノンステップ路線バス新型「エアロスター エコ ハイブリッド」に搭載しているシリーズ式ハイブリッドシステムのコンポーネントモデルを展示します。
なお、同システム搭載車は7月に開催される「北海道洞爺湖サミット」のシャトルバスとして提供する予定です。
また、5月22日(木) 12時20分より「第58回自動車技術会賞」の授賞式が会場内で行われ、当社の「運転注意力モニター(MDAS-III)」が「技術開発賞」を受賞します。

「人とくるまのテクノロジー展2008」は、自動車産業に携わる世界の人々、そして企業が最先端の技術情報について交流を図る場として、自動車、部品、材料メーカにテスティング、CAE ソリューション、カーエレクトロニクス関連企業など、最新製品と技術が一堂に展示されるイベントです。



大型ノンステップ路線バス「エアロスター エコ ハイブリッド」


1.ハイブリッド大型ノンステップ路線バス 新型「エアロスター エコ ハイブリッド」

今回展示するシステムを搭載しているハイブリッド大型ノンステップ路線バス新型「エアロスター エコ ハイブリッド」は、小型・軽量の発電用ディーゼルエンジンを新たに採用するとともに、高出力走行用モーターと高性能リチウムイオン電池を搭載した、都市バスとして最適なシリーズ方式のハイブリッドバスです。減速時の制動エネルギーを回生ブレーキでバッテリーへ還元するなど、高いエネルギー効率を実現し、平成27年度重量車燃費基準を大幅に上回る低燃費と高い静粛性を兼ね備えています。また、排出ガス後処理装置に新型DPFを組み合わせることで、新長期(平成17年)排出ガス規制基準に対しNOxおよびPMの10%低減を達成し、低排出ガス重量車認定を取得しました。

今回の展示は、その高出力走行用モーター、高性能リチウムイオン電池に加え、補機駆動用モーター、インバーター、発電機、ディーゼルエンジンから構成しています。



2. 「第58回自動車技術会賞」受賞の「運転注意力モニター(MDAS-III)」

今回「技術開発賞」を受賞しました「運転注意力モニター(MDAS-III)」は、運転注意力の低下による事故の発生を未然に防ぐ新世代の安全システムで、その技術水準と低コストで標準装備できる点が高く評価されました。

室内に設置した白線認識カメラで検知した車両のふらつきや、ドライバーのハンドル修正量、ウィンカーをはじめとしたドライバーの運転操作頻度を総合的に判断し、ファジイ推論を採用したロジックでドライバーの運転注意力の状態をモニターし必要に応じて警報します。システム起動後15分間でドライバーの走行パターンを学習し、注意力が低下していることを検知すると最適な注意力低下警報を発生します。また、MDAS-IIIは、はみ出し運転を警報する車線逸脱警報機能とも連動しています。注意力が低下した状態で車線をはみ出した際は、はみ出し側のスピーカーから警報音を発生することで、はみ出した方向がドライバーにわかりやすくするなど、運転を積極的にバックアップし予防安全性を高めます。
なお、同システムは、すでに大型トラック新型「スーパーグレート」長尺カーゴ系に標準装備、トラクター系にオプション装備するとともに、大型観光バス新型「エアロクィーン&エアロエース」にオプション装着が可能です。




私たち三菱ふそうトラック・バス株式会社は、「商品・人・サービス」など企業活動のすべてについて「お客様・社会全般・地球環境」のために何ができるのか、何をなすべきなのかを考えます。 私たちの企業活動を「All for you」という言葉に込め、すべての大切な社会や環境、そして、大切なお客さまのために役立てていけるよう追求しつづけます。


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