三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下：MFTBC)は、地球環境に優しい小型ハイブリッドトラック「キャンター エコ ハイブリッド」を、2月27日からアジア地域において初めて、香港で発売を開始します。

今回の香港での販売は、2009年に発売を開始したアイルランド、オーストラリアに次いで3箇所目となります。同車の販売は、販売会社のUniversal Cars Limited 社を通じて行われ、車両はMFTBC川崎工場にて組立て、完成車として輸出します。

香港市場は、都市内の集配活動が多く、そのためストップ&ゴーを頻繁に繰り返すことから、ハイブリッドトラックのメリットが大きい地域の一つです。さらに、環境意識の高い国際的企業が多数存在することもあり、環境に優しいハイブリッド車の発売を決定しました。

カイ・ウーヴェ・ザイデンフース副社長兼海外販売本部長は、今回の「キャンター エコ ハイブリッド」の販売開始について、
「香港はハイブリッドトラックを輸出する世界で3番目の地域となります。当社は、今後とも地球環境に優しく、経済性の高いハイブリッドトラックの輸出を続けるとともに、この車を通してお客様のみならず、社会全体のCO2削減に貢献していきたいと考えております。」と述べました。

「キャンター エコ ハイブリッド」はリチウムイオン電池を搭載した、パラレル式小型ハイブリッドトラックで、2006年に発売を開始しました。燃費効率を高めCO2を削減するとともに、2ペダルの機械式自動変速装置INOMAT-IIを搭載し、メンテナンスコストを削減した経済性と、イージードライブを両立しています。なお2009年までに、日本国内で累計約750台販売しています。