ベルリン・ブランデンブルク空港において、ゼロエミッション車両eキャンターは日常の運用でどのような成果を上げているのでしょうか？

ブランデンブルク空港はヨーロッパで最も利用の多い空港のひとつです。このゼロエミッション電動トラックは、ここで持続可能性と信頼性を体現しています。

“私たちのeキャンターは365日欠かさず稼働し、トラブルなく走り続けています。”

積載量2.1トンの「eキャンター7C18e」は、過去1年半にわたりブランデンブルク空港の廃棄物や処理物流にを担ってきました。このeキャンターは毎日午前6時から午後10時まで、固定のルートで60〜70kmを走行しています。

24.5立方メートルの荷室、実用的な装備、最大140kmの航続距離という組み合わせにより、従来のディーゼルトラックに代わる優れた選択肢となっています。

ベルリン空港を運営するフルークハーフェン・ベルリン・ブランデンブルク社の廃棄物管理部門責任者、アルトゥール・ヘルト氏は語ります。「この小型トラックは、導入から数日でドライバーたちを驚かせました。ステアリングホイール、フロントガラス、運転席はすべてヒーター付きで、バックカメラがついているので操作もしやすい。オートマチックトランスミッションにコンパクトな車体サイズ、そして俊敏なハンドリングで、まるで乗用車のように運転できます。標準装備としてAC充電とDC充電の両方に対応しているため、BER空港の保安エリア内に現在約130カ所ある充電ポイントのどこでも、走行ルート上で充電することが可能です」アルトゥール・ヘルト氏は強調します。

「この車両は予測可能なルートで廃棄物の回収やコンテナの交換を行い、毎日60〜70kmを走行しています。私たちのeキャンターは365日稼働し、初日から一度もトラブルなく走り続けています。電動モビリティは確実に機能し、持続可能性に大きく貢献すると信じています。必要なのは“やる意思”だけです。」その信頼性とパフォーマンスに惚れ込み、すでに2台目の導入も決定。

同時に、ベルリン・ブランデンブルク空港は、物流面においても持続可能なソリューションを一貫して導入することで、CO₂ニュートラルの達成を目指しています。空港全体でも、廃棄物の分別・リサイクル強化とあわせて、CO₂ニュートラル達成に向けた取り組みを加速しています。