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    三菱ふそう新CEO フランツィスカ・クスマノ氏インタビュー

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ルーツ、リーダーシップ哲学、そして三菱ふそうの未来へのビジョン

三菱ふそうは2026年4月1日、新CEOフランツィスカ・クスマノ氏の就任により、新たな一歩を踏み出しました。鋳造工場の現場から経営の最前線までを歩み、国際的な実務経験を備えたクスマノ氏が、大切にしている価値観と、三菱ふそうのこれからのビジョンを語ります。

Q: 子ども時代について教えてください。どこで育ち、どんなことが好きでしたか?

A: ドイツのハイデルベルクで育ちました。美しいお城で知られる街ですが、私はその近郊の自然豊かな田舎で過ごしました。子どもの頃は、ほとんどの時間を外で過ごしていました。叔父が大きな農場を営んでいて、たくさんの動物がいたので、乗馬をしたり自然の中を探検したりするのが日常でした。

Q: 趣味や好きな食べ物、映画、週末の過ごし方を教えてください。

A: 趣味はランニングです。朝型なのでだいたい朝5時半から、10kmほど走っています。頭がすっきりしますし、走りながらポッドキャストを聴いたり、友人と電話したりすることもあります。ドイツで人気のトレイルランニングや、クライミングやアシュタンガヨガも好きです。
食べ物は少し変わっているかもしれませんが、ブロッコリーとベリー類が好きです。日本食も大好きです。映画やテレビはあまり観ませんが、本はよく読みます。飛行機の中や移動中、そして寝る前に数ページ読むのが習慣です。
理想の週末は、ハイキングやスノーボードなど自然を満喫し、ファーマーズマーケットで新鮮な野菜を買って、夜は家で料理をして過ごすことです。

Q: これまでのキャリア、そしてCEO就任に至るまでの道のりを教えてください。

A: 2008年にダイムラー・トラックに入社し、これまでのキャリアの大半をトラック業界で積んできました。最初はエンジン鋳造部門で、鋳型や中子の製造に携わり、ものづくりには情熱と精度が不可欠であることを学びました。
その後、マンハイムや南アフリカの鋳造工場で経験を積み、R&D部門へ異動。過去には三菱ふそうにも在籍していました。その後ニューヨークで大学院に通い、約2年半後にドイツへ戻り、シュトゥットガルトでプロダクトマネジメントに携わりました。
役割も勤務地も幅広く、国際的なキャリアを歩んできました。直近ではメルセデス・ベンツ・スペシャルトラックスのCEOを務めており、これまでのすべての経験が今回の役割につながっていると感じています。

Q: 三菱ふそうのCEO就任を聞いたときの気持ち、また日本でその役割を担うことについて教えてください。

A: 三菱ふそうのCEOに選ばれたことは大変光栄であり、このような信頼を置いていただけたことに心から感謝しています。同時に、その責任の重さと大きな期待も感じています。今は会社の強みや課題、そして将来の可能性について、より深く理解していきたいと考えています。
また、この役割を日本で担うことについては、とても自然なことだと感じています。これまで世界各地で働いてきた経験から、日本独自の文化を尊重しながらも、「よく聴き、理解し、明確な目的を持って導く」というリーダーシップの本質はどこでも共通だと思っています。

Q: 三菱ふそうの第一印象はいかがですか?

A: まず印象的だったのは「人」です。皆さんとてもオープンで温かく迎えてくれました。会議などでの前向きな姿勢から、「会社をより良くしたい」という強い思いが伝わってきます。製品については、ダイムラートラック時代からよく知っていましたが、先日喜連川研究所のテストコースで丸一日かけて車両を運転する機会がありました。三菱ふそうには本当に誇れる素晴らしい製品があります。
また、ARCHIONグループや日野自動車・三菱ふそうの経営陣とも初めてミーティングを行いましたが、非常に前向きでパートナーシップへの強い意欲を感じました。今後がとても楽しみです。

Q: CEOとして役割にはどのように取り組んでいきますか?

A: 就任後最初の100日間は各拠点を訪問し、重要な分野を深く理解しながら、現場との対話を重ねていきたいと考えています。これまでにポルトガルのトラマガル工場やリスボンの営業所も訪問しました。100日が終わる頃には、得た学びをもとに、将来に向けたより明確な方向性を示したいと思っています。

Q: 今後の最大の課題は何だと考えていますか?

A: 大きく3つあると考えています。
1つ目は、ダイムラートラックからの分離です。真に独立した企業としての体制を確立する必要があります。
2つ目は、ARCHIONのもとでの日野との統合です。パートナーとして、どのように協力関係を築いていくかが重要になります。
3つ目は、三菱ふそうとして力強いパフォーマンスを発揮し、目標を達成することです。いずれも非常に重要で、決して簡単な課題ではありません。

Q: 三菱ふそうで最も達成したいことは何ですか?

A: 今は非常に複雑な時代です。これまで世界はゼロエミッションやカーボンニュートラルに注目してきましたが、現在は地政学的な問題がサプライチェーンやお客様の事業、燃料供給に大きな影響を与えています。その中で私が最も重視しているのは、「どうすれば長く安定して持ちこたえられる体制をつくれるか」という点です。目先の成果だけでなく、将来にわたって持続的に強く成長できる企業を、チームとともに築いていきたいと考えています。