「日付を確認する以上に、カレンダーには”月日を経て語る物語”がある」
イラストレーターの「さけハラス」氏が2026年三菱ふそうブランドカレンダーをデザインする際に大切にした信念です。2026年のカレンダーはトラックやバスだけでなく、ふそうブランドを支える人々にもフォーカスしました。温かみのあるタッチで鮮やかに描かれ、ふそうの日常を垣間見ることができるカレンダーが完成しました。
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「日付を確認する以上に、カレンダーには”月日を経て語る物語”がある」
イラストレーターの「さけハラス」氏が2026年三菱ふそうブランドカレンダーをデザインする際に大切にした信念です。2026年のカレンダーはトラックやバスだけでなく、ふそうブランドを支える人々にもフォーカスしました。温かみのあるタッチで鮮やかに描かれ、ふそうの日常を垣間見ることができるカレンダーが完成しました。
さけハラス氏は、飲食業界のデザイナー、ゲーム会社のイラストレーターを経て、2019年にフリーランスとして独立。現在は広告、装画、背景アートなど幅広い分野で活躍しながら、若手の育成にも携わっています。「最初の仕事では、料理やロゴ、スタッフのイラストを描く機会が多く、そこで描くことを通じて物語を伝える楽しさに気づきました。」
カレンダー制作の依頼を受けたときは、うれしさと同時にプレッシャーも感じたといいます。「普段あまり描かないテーマだったので、新しい挑戦にワクワクしつつ、少し不安もありました。」
今回のカレンダー制作では、「企業らしさ」と「人の温かみ」の両立をどう表現するかが鍵となりました。各月のイラストには、ふそうの日常的な一場面が丁寧に描かれています。チームミーティング、設計作業、お客様とのやり取りなど、そのひとつひとつが働く現場のリアルを映し出します。
2か月ごとにページをめくり、合計6枚で語る物語。「多くのシーンが屋内だったため、季節感の表現が難しかったです。でもそれが面白さでもありました。どうすれば日常の中にある時間の流れを感じてもらえるかを意識しました。」
制作は、車両資料や構図案をもとにラフスケッチからスタート。最終的な作品はすべてデジタルで仕上げられていますが、写真をイラスト風に加工するなどして、リアリティと温かみの両方を図りました。
毎日目にするカレンダー。だからこそ、そこには「人と人をつなぐ架け橋」としての役割があるとさけハラス氏は語ります。「普段なかなか見ることのできない三菱ふそうの日常や仕事の様子に、少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。」
この2026年ブランドカレンダーは、三菱ふそうで働く一人ひとりの役割や日々の積み重ねが「FUSO」という物語を静かに紡いでいることを思い出させてくれます。
このプロジェクトを通じて、さけハラス氏自身も新たな気づきを得たといいます。「自分が苦手とする描写に気づけたので、そこを成長させたい。”期待を少し超える”ことで、どんな場面でも必要とされる存在になりたい」と、今後の目標を掲げました。
このカレンダーを目にする方々へのメッセージをこう語ります。
「私にとってそうだったよう、この作品が誰かにとって新しい発見や挑戦のきっかけになれば嬉しいです。」