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    高床四駆キャンターで楽しむアウトドアライフ

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元“働く車”がオーナーの遊び心で生まれ変わる

トラックがアウトドアで再び輝く!その魅力とは?

最近、日本でもソーシャルメディアでオーバーランダースタイルの「高床四駆」を見かけるようになりました。80~90年代に流行したRVブームが、今再び注目を集めています。そんな話を聞き、高床トラックのコミュニティが集まるイベントに参加してみることにしました。

今回は、三菱ふそうの高床四駆のコンセプト車両「ATHENA」で参戦。ATHENAは2019年の東京モーターショーでデビューしたレスキュー車のコンセプトビークルです。筆者はこの車両の開発を担当していたため、特別な思い入れがあります。さらに、SNSで見ていた個性的なオーナーたちに実際に会えることも楽しみで、キャンプ場に向かう道中から胸が高鳴っていました。

週末のキャンプ場に次々と入ってくるのは、元消防車やキャンピングカーを運ぶためのトランスポーターなど、個性的な車両ばかり。もともと「働く車」だった個体たちが、今度はオーナーと自由時間を楽しむ「相棒」へと形を変えているのです。そして、ここからが本題。オーナーたちのこだわりが詰まった、驚きの車両をいくつか紹介します。

クレイジーな車両とオーナーたち

DIY派の渡辺さん

内装や架装をすべて自分で行う渡辺さんの愛車は、高床ブルーテックキャンターのオーバーランダー仕様。なんとフードトラックも含めて4台の高床キャンターを所有する強者です。彼の車両は三菱ふそう公式SNSでも紹介したことがあり、今回のイベント参加のきっかけとなった人物です。インスタグラム:@canter_outflag

本イベント世話役・曽根さん

曽根さんは、放送中継車の払い下げをベースにしたジェネレーションキャンターに乗っています。2002~2011年販売の7代目モデルですが、手入れが行き届き、圧倒的な輝きを放っていました。荷台は広々とした多目的スペースで、立って歩ける高さもあり居住性抜群。さらに、雪山を走破する「スノーアタック」用にもう一台の高床四駆キャンターも所有するマニアです。インスタグラム:@m178917891789

見た目のインパクトNo.1!元消防車

見た目は現役消防車そのものですが、実は自家用車。回転灯やサイレンは取り外されていますが、放水用ポンプはそのままなので放水可能!ちなみに官公庁オークションなどで出展される元消防車の払い下げ車両は走行距離が少なく整備状態も良好のためおすすめとのこと。

ダンプベースでレース参戦

もともとはダンプベースのキャンターで、現役でクロスカントリーのレースに参戦している若きオーナーも。キャブオーバーでトライアル競技に参加し、さらに上位入賞する強者です、まさに唯一無二です。

なぜ高床四駆キャンターなのか

今回のイベントでは圧倒的なキャンター人気。その理由をオーナーに聞いてみました。

・積載量の圧倒的な多さ
トラックならではの強み。シングルキャブ、ダブルキャブなどバリエーションも豊富で、ホイールベースも自分の用途に合わせた一台を選べます。

・悪路への強さと耐久性
雨の日のぬかるみやキャンプ場の凸凹道も臆せず進める力強さ。大量の荷物を積みながらどんな道でも走破できるのは魅力です。

・イカツイ見た目のかっこよさ
トラックならではの迫力と高床四駆の豪快さ。横一列に並んだ車両の姿は圧巻で、胸が高鳴ります。

高床四駆コミュニティとこれから

定期的に開催されるこのイベントでは、車の話で人の輪が広がります。

「20年前に新車で買って、ずっと乗り続けてる」「次はこんな改造を考えてる」

そんな会話が、新しいコミュニティを生み出しています。

現在、三菱ふそうでは法規未対応のためキャンター高床四駆モデルの国内での販売をしておらず、再開時期は未定の状況です。イベントでも再販を望む声が多く聞かれましたが、まだ中古車市場で出会えるチャンスがあります。

筆者の感想

今回参加したどの車両にもそれぞれのストーリーがあり、オーナーは一見クレイジーで型破りですが理論派が多く、熟慮の末の選択が高床四駆だったと感じました。ATHENAのデビューは6年前ですが、その時のワクワクを共有できて本当に嬉しかった。あらめてキャンターの持つ無限の可能性に胸が躍りました。このようなコミュニティとオーナーの皆さんに深く感謝します。

✳︎取材に協力いただいた車両は、オーナー自身の責任で積載量の変更や改造申請を行なっています。一部の補助灯は車外から操作する作業灯です。一般公道ではルールを守り、安全運転を心がけましょう。