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  • DESIGN & INNOVATION

    フルスクラッチのモデルカーが繋ぐ過去と現在

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黄金時代を築いたバスは、今も輝き続ける。

「神は細部に宿る」と言われるが、このモデルの細部の美しさを見れば、全くその通りだと同感せざるを得ない。1950~1960年代に造られたバスの美しい曲線こそ、三菱ふそうの代名詞とも言える細部まで手を抜かない技術とデザインを体現するものだ。

川崎にある三菱ふそう内、ニュープロダクトセンターのロビーで人目を集めるのは、3プリンターのテクノロジーが生まれるよりずっと以前、手作業で作られたこの3台のモデルカー(金属模型)だ。

全長約90㎝にもなるこの大型の模型は、手書きのスケッチをもとに作成されたが、現在でもその基本的な作業方法は変わらない。大きく変わったのは、スケッチを3Dに落とし込む作業や実際の模型製作の大半がコンピュータにより機械化したという事だ。

三菱ふそうB906R (JR東名ハイウェイバス、1969)

1969年に全線開通した東名高速に合わせ、国鉄バスは特注の長距離運行バス「ハイウェイバス」の運行を計画した。

仕様書にある要求は厳しいものであったが、トップクラスの性能を兼ね備えたB906Rが見事最多台数獲得を果たす。

三菱ふそうAR470 (1960)

1960年前半に製造されたモデルで、Aはエアサスペンション、Rはリアエンジンを指す。乗車席数49、最高出力165PSを誇るこのバスは、大型観光バスの需要拡大により開発されたモデルだ。

2007年に、これらの模型は一度修繕されている。その際R32の模型に関しては塗装を塗り直す予定であったが、ベアメタル地の仕上げがあまりにも美しかったために、そのままにして残したとのことだ。

三菱ふそうR32 (1956)

R32は600台がチリ共和国へ輸出された。このモデルだけはベアメタルと言われる金属の地のままだが、これは当時の板金技術の高さを示すために敢えて無塗装仕上げなのである。