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  • DESIGN & INNOVATION

    リモートワークの新しいスタイル NOMADPro CANTER(ノマドプロ)

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オフィスとしての機能と自然の癒しを享受できる”動く仕事場”

新型コロナウイルス感染症の急速な拡大は、従来の職場環境を根底から覆し、多くの企業はオフィス閉鎖や在宅勤務の導入を余儀なくされるなど、これからの私たちの働き方に大きな変化がもたらされています。

在宅勤務には多くの利点がありますが、最近では、長期のリモートワークが心身の健康に影響を及ぼす可能性が指摘されています。家にこもる時間が増えたり、人前に出るのが面倒になったり、運動不足や食生活の乱れを実感する人も少なくありません。また、仕事とプライベートの境界が曖昧になり、閉塞感やストレス、精神的疲労を引き起こすこともあります。

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これらの課題に対する三菱ふそうのひとつの答えとして、日本の伝統的なデザインの知恵を活かし、小型トラック キャンターをベースにしたNOMADPro CANTERのプロトタイプを制作しました。スタイリッシュなトラックは限りなく自由な”動く仕事場”として、リモートワークの新しいスタイルを具現化したものです。

機能性とデザインへのアプローチ 自然環境の中で過ごすことの健康効果は多くの研究で明らかになっています。ノマドプロのコンセプトは、自然の持つ癒しの力を車両の機能とデザインに取り入れること。大きな特徴は全開できるウイングボディ。心地よい空気を感じながら、仕事や勉強に集中できる機能が揃っています。

竹や天然木、畳スタイルの座面など、三菱ふそうのルーツである日本の要素を取り入れつつ、どこにいても自然を感じられるようなデザインにしました。エントランスには日本庭園をイメージした4つの石タイルを配置し、屋外との一体感を演出。シャワールームにはヒノキ製風呂椅子や桶を設置しました。

外観には、矢羽根をモチーフにした伝統的な絣織物である矢絣(やがすり)をモダンにデザインしたグラフィックを採用し、NOMADProのコンセプトである“素早く動く”を表現しています。

昼から夜まで快適に  ノマドプロは、働く人が仕事モードからリラックスモードに素早く切り替えられるよう、スペースを最大限に活用する設計がなされています。

しっかり仕事に集中できるよう、ワークステーションはデュアルモニター設計。テーブルとベンチは格納式のため、仕事を離れる時にはキャビネットに簡単に収納できます。クルミ材のカウンター、シンク、IHクッキングヒーターは、飲み物や軽食を作るのに便利です。またトラックの一角は、木製のアコーディオンドアで仕切るプライベートシャワールームに変身する巧妙な設計が施されています。フルオープンしたウイングの下、開いたあおりはデッキに早変わり。広々とした自然を満喫できます。

夜が深まれば、座椅子の下から折りたたみ式ベッドを取り出し、昼間のワークスペースが、LED照明に照らされた心地よいベッドルームに変身。本を読んだり、モニターで好きな映像を楽しめるくつろぎ空間へ。

働く場所の柔軟性や心身の健康意識が高まる中、多くの人が仕事への向き合い方を見直しています。その世界的なカルチャーシフトを背景に、現代に働く人がライフワークバランスの中間にあるまさに「スイートスポット」を見つけること。それがノマドプロの願いです。