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三菱ふそうトラック・バス株式会社

プレス リリース

三菱ふそう

大型観光バス新型「エアロクィーン」と新型「エアロエース」に
衝突被害軽減ブレーキを標準搭載し発売

〜最先端の「安全テクノロジー」を全車標準搭載〜
2012年12月11日
三菱ふそうトラック・バス株式会社(代表取締役社長 アルバート・キルヒマン、本社:神奈川県川崎市 以下:MFTBC)は、大型観光バス新型「エアロクィーン」と新型「エアロエース」を、衝突被害軽減ブレーキ(Active Mitigation Brake、以下AMB)を標準装備し2013年1月15日より全国の三菱ふそう系販売会社及びMFTBC地域販売部門から発売します。
現在国土交通省で装着の義務化が検討されている、衝突被害軽減ブレーキ「AMB」を全車に標準装備しました。「AMB」は、高精度のミリ波レーダーにより、前車との車間距離を監視し、衝突の恐れがあるときに、ブレーキ制御により衝突時の速度を抑えます。
また、前車との車間距離の保持を促す「ディスタンスウォーニング(車間距離警報装置)」、雪道や滑りやすい路面においても走行を安定させる「ASR(アンチスピンレギュレーター)」も新たに全車に標準装備し、安全性能をさらに向上しました。
当社の大型観光バスはお客様の様々な走行シーンを想定し、運転注意力モニター「MDAS-III」や衝突被害軽減ブレーキの「AMB」などの事故を未然に防ぐ「アクティブセーフティ」技術から、事故発生に備える「パッシブセーフティ」技術まで、最先端の安全技術を全車に標準搭載し、お客様の安全運転を支援します。
大型観光バス 新型「エアロクィーン」(撮影用特別仕様車)
大型観光バス 新型「エアロクィーン」(撮影用特別仕様車)
大型観光バス新型「エアロクィーン」、新型「エアロエース」の主な特長
衝突被害軽減ブレーキ「AMB」を全車に標準装備
「ディスタンスウォーニング」と「ASR」を全車に新たに標準装備
運転注意力モニター「MDAS-III」、ブレーキオーバーライドシステムなどを搭載
1. 商品特長
(1) 衝突被害軽減ブレーキ「AMB」を全車に標準装備
「AMB」は前方車両など障害物への追突が避けられないときに、状況に応じて自動でブレーキをかけ、衝突時の速度を低下させ、被害を軽減するアクティブセーフティ技術です。前方車両との距離をミリ波レーダーで監視し、追突の危険性がある場合には、まず警報音を発し、回避操作が行われない場合は、報知音と緩いブレーキを作動させます。なおも回避操作が行われない場合に、報知音と強いブレーキを作動させ、衝突速度を抑えます。
AMBの作動イメージ
(2) ディスタンスウォーニング(車間距離警報)、ASR(アンチスピンレギュレーター)を標準装備
「ディスタンスウォーニング」は走行中、高精度ミリ波レーダーが前車との車間距離を測定し、あらかじめセットした距離より近づいた場合は、インパネのIvis(アイヴィス)画面に警報が表示されるとともに、緊急性に応じ2段階で警報音を鳴らし、適切な車間距離の保持を促します。今回、全車に標準装備としました。
また、各輪のブレーキ力とエンジン出力を制御し、アクセルの踏みすぎなどによる駆動輪のスピンを防止し、雪道や滑りやすい路面においても、高レベルの発進・加速性と走行安定性を実現する「ASR(アンチスピンレギュレーター)」を新たに全車標準装備としました。
(3) その他最先端の安全技術を全車に標準搭載
三菱ふそうが世界に先駆けて開発した運転注意力モニター/車線逸脱警報システム「MDAS-III」をはじめ、12年モデルより標準装備されたBOS(ブレーキオーバーライドシステム)及びサイドビューカメラなど、「より早い段階での予防安全(アクティブセーフティー)」を重視した最先端の安全技術を全車に標準搭載しました。
2. 販売目標台数
大型観光バス新型「エアロクィーン」&新型「エアロエース」 600台/年
3. 東京地区販売価格 (消費税含む)
  主な車型 エンジン 最大
定員
主な仕様 価格(円)
大型観光バス
新型「エアロクィーン」
QRG-MS96VP
(QGU4) ※
6R10
309kW/420PS
55人 スーパー
ハイデッカー
サロン仕様
46,712,400
大型観光バス
新型「エアロエース」
QRG-MS96VP
(HU2)
6R10
257kW/350PS
57人 ハイデッカー 40,569,900
※ 表紙の撮影用特別仕様車はQRG-MS96VP(QU4)
MFTBCバス事業本部長の橋口博光は今回の発表について、
「当社は事故のない安全な交通社会を目指すため、事故を未然に防ぐ予防安全(アクティブセーフティー)に着目し、安全技術開発を積極的に進めて参りました。特にMDAS-IIIは、近年問題となっている高速道路での居眠り追突事故の低減に大きな効果があると考えています。また、今回AMBを標準化にすることにより、万が一事故が起こった際の安全性も高めています。当社は、引き続きバスの安全技術の開発に努め、より安心で安全なバスを社会に提供して参ります。」と述べました。
MFTBCは中期経営目標である「FUSO 2015」を2011年に策定しました。5つの柱からなるゴールの一つである「顧客満足度 No.1」は、満足される商品、信頼される営業、頼りになる整備力、そして魅力あるブランドと商品からサービスまで、全てにおいて顧客満足度No.1を目標としています。また、「業界をリードするグリーン・イノベーション(環境貢献企業)」では、「2015年までCO2排出量7.5%削減」を目標にしており、環境・燃費性能に優れた商品をお客様に提供して参ります。