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日産と三菱ふそう、商用バンのOEM供給の正式契約を締結

2014年10月3日

日産自動車株式会社
三菱ふそうトラック・バス株式会社

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス・ゴーン)と三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市幸区、社長:アルバート・キルヒマン)は3日、日産から三菱ふそうに対し、海外市場向けの商用バン「NV350 アーバン」:日本向け車名:NV350キャラバン」(車両総重量3.5トンクラス)のOEM供給について正式契約を結んだと発表しました。
日産「NV350 アーバン」を三菱ふそう「Canter Van(キャンター バン)」として、中東市場向け海外市場専用モデルとして供給します。
なお、供給開始は、2014年内を予定しております。
今回の契約は、2010年4月7日に発表した、ルノー・日産アライアンスとダイムラーAGとの戦略的協力関係に基づくものとなります。
三菱ふそう「Canter Van」
三菱ふそう「Canter Van」
なお、現在両社は、日産から小型トラック「アトラスF24」を供給し、三菱ふそう「キャンター ガッツ」として、三菱ふそうから「キャンター」を供給し、日産「NT450アトラス」として販売する相互OEMを実施しており、今回は提携の第2弾となります。
今回の合意に関して、日産自動車 グローバルLCVビジネスユニット担当 常務執行役員のフィリップ ゲランブトーは、「順調な小型トラック「キャンター ガッツ」、「NT450アトラス」における相互供給第一弾に加え、今回、「NV350 アーバン」の供給が正式契約に至った事を大変喜ばしく思っております。これにより両社間の商用車ビジネスにおけるパートナーシップが更に強化されると共に、日本の生産の活性化に繋がることを願っております。」と述べました。
ダイムラー社取締役のウォルフガング・ベルンハルト、ダイムラー・トラック部門総責任者は、「この合意は、ダイムラー社とルノー・日産アライアンスとの更なる戦略的提携を示すもので、ダイムラー・トラック・アジアにとって重要な要素であります。また、これは日産自動車との商用車分野での協業の事例の一つであります。」と述べました。
また、三菱ふそう代表取締役社長・CEOのアルバート・キルヒマンは、「新型キャンターバンの導入により、中東などの当社の確立された販売網を通じ新しいお客様へアプローチすることが出来ます。今回、FUSOの歴史として初めてのバンの供給であり、これによりお客様に更なる商品の選択肢が拡大すると確信しています。」と述べました。