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大型路線バスにおける新型コロナウイルス対策:
雨天時の車内換気を促進するウィンドバイザー装着を推進中

2021年4月15日

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO ハートムット・シック、以下MFTBC)は、大型路線バスにおける新型コロナウイルス対策として開発した「ウィンドバイザー」装着を提案しており、これまでの販売が6,000セット以上に到達したことを発表しました。

2020年7月にMFTBCが販売を開始した「ウィンドバイザー」は、雨天時の窓開放中に大型路線バス内の雨水の侵入を防止することで、雨天時においてもバス車内の換気を確保します。窓の前側及び後側にそれぞれ装着することで、雨天時でも雨水の車内侵入を防止して10cm窓を開けることができ、車内外に風を通すことで車内のさらなる換気が可能になります。「ウィンドバイザー」は、三菱ふそうの大型路線バス「エアロスター」に後付けとして側窓部に装着が可能です。

公共交通である大型路線バスでは、乗降時のドア開閉で室内換気は確保されており、新型コロナウイルス感染予防対策における新しい生活様式として、さらなる換気促進として窓開放での運行が実施されています。MFTBCでは、車内の換気促進をさらにサポートすることを目的に、大型バスの乗員人員が増加傾向にある雨天時においても、窓開放時の室内への雨水侵入を防止した上で車内換気を可能にする「ウィンドバイザー」の設置をご提案しています。弊社が実施したウィンドバイザーを取り付けた大型路線バス「エアロスター」で換気にかかる時間を計測した実験結果では、規定の10cm窓を開けた状態で、換気の開始から終了までにかかった時間は約4分でした。

「ウィンドバイザー」を導入したバス事業者様からも、その有益性が評価されています。雨や雪が多い地域では天候が悪い日の換気の確保に有益であるほか、特にデリケートな受験シーズンにおいても、新型コロナウイルス対策車両を運行することで安心をお届け出来たとの声を頂いています。また、新型コロナウイルス対策として、当面新車購入時には必須のアイテムになることが見込まれるとのコメントも頂いています。

「一般路線車両においては乗降時のドア開閉で室内換気は確保されておりますが、さらに窓を開けて走行することによって換気性能の向上が図られるものと考えています。ウィンドバイザーを装着することにより、雨天走行時でも雨の車内浸入を防ぎ換気することが可能となります。特にこれからの梅雨を迎える時期においても、お客様にも乗務員にも安心して乗車していただき、信頼性向上に繋げられるアイテムです」(三菱ふそうトラック・バス株式会社 バス事業本部長 高羅克人)

MFTBCは新型コロナウイルス対策に伴う新しい生活様式に対応し、乗客ならびに運転手の安全をサポートすべく、今後も様々なニーズに対応した製品開発を行ってまいります。

■「ウィンドバイザー」を取り付けた大型路線バス「エアロスター」