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小型トラック「キャンター」誕生から60周年

 

  • 小型トラック「キャンター」が誕生から60周年
  • 国内外で高い評価を受け、世界70ヵ国以上で販売
  • 小型トラック「キャンター」60周年を記念し、懸賞キャンペーンを2月1日より開始

 

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下 MFTBC)は、小型トラック「キャンター」が2023年に誕生から60周年を迎えたことをお知らせします。

初代「キャンター」は1963年3月に小型トラックの分野にFUSOブランドとして初めて参入し、視界が広く運転操作が容易なキャブオーバータイプのT720型が発売されました。駿馬の健脚と軽快な走りをイメージし、英語で馬が駆け抜けることを意味する「キャンター」と名付けられた同車両は、優れた走行性能にくわえて経済性を兼ね備えた車として、クラス随一の評価を受けました。初代「キャンター」の発売後、1964年には首都高速道路が日本で開通し、貨物の高速輸送が可能になりました。道路整備に伴いトラックの高速化への開発が進んだことで、長距離輸送が日常となり、高出力エンジンの搭載も普及し、多くの荷物を高速で運ぶことが可能になりました。小回りの利く「キャンター」は、様々な用途での輸送で用いられることで、日本の輸送の効率化に貢献してきました。

初代モデルの発売以降、「キャンター」は戦後の復興から高度成長期を経て、輸送の長距離・高速化、そして環境問題や輸送のカーボンニュートラル化がテーマとなった21世紀と、多くの時代を通じて進化を続けてきました。「キャンター」は過去60年の歴史を通じて、その特徴である快適性や走行性能にくわえて、エンジンの改良による省燃費の実現やハイブリッド技術による環境性能の実現、さらなる耐久性と快適性の追求、先進安全技術の開発による安全性の強化や、スタイリッシュな外観の採用など、小型トラックに求められるあらゆる面を高次元で実現してきました。これらの進化を通じて、「キャンター」は、安心で快適な環境に優しいお客様のビジネスを支える車として、トラックが向かうべき新しい方向性を提示してきました。

また、1960年代から世界各地で販売地域を拡大し、グローバル市場でも小型商用車セグメントをけん引してきました。インドネシアでは、小型トラックのセグメントで過去48年間トップのシェアを維持し、小型セグメントのロングセラーとなっています。現在12の海外マーケットでノックダウン生産が行われ、MFTBCが初めて海外進出した市場の一つであるインドネシアでは48年間、台湾では40年にわたりノックダウン生産が行われています。さらに、アフリカや中南米、中近東にも進出し、完成車は世界60ヵ国以上に輸出されています。キャンターはその機動性や使いやすさが海外でも高く評価され、現在世界70ヵ国以上で販売しています。

「キャンター」のこの長い歴史を通じて受け継がれてきたのは、「お客様と社会のために、常に先進であること」という先駆者精神です。MFTBCはトラック開発の進化をけん引し、FUSOブランドの価値を磨き上げてきました。この先駆者精神に基づいて、MFTBCは小型トラックのセグメントで2017年に国内初の量産型電気小型トラック「eCanter」を発売し、2023年にフルモデルチェンジした次世代モデルの発売も予定しています。「キャンター」は、その先進性を磨き、より安全かつ安心で新しい走りを実現するトラックとして、今後もさらに進化を続けていきます。

 

▼「キャンター誕生60周年記念キャンペーン」を2月1日より開始

長年のご愛顧に感謝の気持ちを込めてMFTBCでは「キャンター誕生60周年記念キャンペーン」を2月1日より開始します。本キャンペーンでは、三菱ふそうLINE公式アカウントを友だち登録の上、応募画面でアンケートにお答え頂いた方の中から、抽選でキャンター購入資金を最大100万円プレゼントするキャンペーンを実施します。本キャンペーンは2月1日(水)~4月30日(日)まで実施しており、キャンペーン期間中は毎月20名様が当選、3ヵ月で合計60名様が当選されます。なお、毎月抽選を行うため、抽選結果より期間中最大で3回の応募が可能となります。

▽本キャンペーンの詳細についてはこちら: http://fuso-campaign.jp (※キャンペーン特設サイトは2月1日午前0時に公開します)

 

 

 

 

 

■「キャンター」の歩み

 

1963年:初代キャンター T720型

2トン積みの本格キャブオーバートラックを発売。68馬力の高性能小型ディーゼルエンジンを搭載し、粘り強い走りと機動力、優れた経済性を両立

 

1968年:2代目キャンター T90型シリーズ

初のフルモデルチェンジとなる2代目キャンターは、ゆとりある積載効率と3タイプのダイナミックパワーのエンジンを搭載

 

1973年:3代目キャンター T200型シリーズ

2.5トン・3トンがバリエーションに追加され、ディーゼルの2700CC・80PSエンジンを搭載し、最高速度や登坂能力で抜きん出た機動力を発揮

 

1978年:4代目キャンター

ワイドキャブ車が新たにラインアップで登場し、ゆとりのあるキャビンとマルチユースレバーなど、高性能な装置を数多く装備

 

1985年:5代目キャンター

新開発の130PSターボエンジンを搭載したモデルを発売し、走りや安全性、操作性やキャビンの心地よさなどを実現

 

1993年:6代目キャンター

みんなのための「グッド・トラック」として、空気性能にすぐれたラウンドキュービック型キャブが人気を博したモデル

 

2002年:7代目キャンター

世界基準を追求してフルモデルチェンジし、国内小型トラックのトップブランドとして、また海外で活躍する商品としての価値を高めるため、世界基準のパフォーマンスを追求

 

2006年:キャンター エコ ハイブリッド

独自のハイブリッドテクノロジーで省燃費、CO2低減を実現した初代キャンター エコ ハイブリッドを発売

 

2010年:8代目キャンター

フルモデルチェンジを行い、トラックで世界初*のデュアルクラッチ式トランスミッション「DUONIC®」を採用したほか、新開発「4P10」型エンジンと国内小型トラック初*の「BlueTec®システム」を採用

*データは2010年発表時点

 

2016年:インテリアを改良したモデルを発売

インテリアを改良して快適性を高め、国内トップレベルの燃費性能を実現

 

2017年:電気小型トラック「eCanter」発売

国内初の量産型電気小型トラックを発売

 

2020年:外装を一新したモデルが登場

FUSOブランドを象徴するブラックベルトデザインを採用し、力強いデザインでアップグレードした外観へ進化。国内小型トラックで初めて左折巻き込み防止装置「アクティブ・サイドガード・アシスト」を搭載*

*国産トラックにおいて、2020年10月発表時点

 

2022年:電気小型トラック「eCanter」の次世代モデルを公開

2023年春に発売予定のフルモデルチェンジした次世代モデルの「eCanter」を2022年9月に世界初公開

 

三菱ふそうトラック・バス株式会社について

三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)は、ダイムラートラック社が89.29%、三菱グループ各社が10.71%の株式を保有し、川崎市に本社を置く商用車メーカーです。90年以上の長い歴史を持つFUSOブランドの、小型、中型、大型トラックやバス、産業用エンジンを含む製品を世界170以上の市場向けに開発・製造・販売しています。2017年、初の量産型電気小型トラック「eCanter」を市場に導入し、2019年には、日本の商用車市場のベンチマークとなる、SAEレベル2相当の高度運転支援技術を搭載した大型トラック「Super Great」を商用車メーカーとして初めて日本に導入しました。MFTBCは、ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社(DICV)とともにダイムラー・トラック・アジアの一員として、製品開発、部品調達、生産などの分野で協力し、お客様に最高の価値を提供しています。

 

FUSOブランドについて

「FUSO」はダイムラートラックのブランドの一つです。世界170以上の市場において小型、中型、大型のトラックやバスといった幅広い商用車や、産業エンジン、コネクティビティソリューションを展開しています。日本の商用車業界における象徴的ブランドであり、90年にわたって、日本ならではの品質や熟練技術によって、効率性や安全性、快適性を追求した商品を提供してきました。特に小型トラックセグメントの商品ラインアップで評価されており、小型トラック「キャンター」は世界中の様々な市場でトップシェアを獲得しています。2017年には日本初の量産型電気小型トラック「eCanter」を発売し、FUSOはeモビリティにおけるパイオニアとしての地位を確立しました。FUSOのブランドスローガンである「Future Together」は、私たちがお客様に対し安全かつサステナブルな輸送ビジネスを共に未来へ繋いでいくことを約束する意思が込められています。2022年、効率性や安全性、快適性を礎に、FUSOブランドは誕生から90周年という新たな節目を迎えました。

 

■電気小型トラック「eCanter」について

今日の都市が抱える騒音や排出ガス、CO2低減の課題を解決する答えとして、MFTBCが開発した量産型電気小型トラックです。電動で駆動することで排出ガスが一切出ない「eCanter」は、従来のディーゼル車と比較して騒音や振動も少ないため、都市内輸送のほか深夜早朝での輸送に適しています。2020年8月には安全装備を拡充した新型モデルを発売しました。2022年9月にはフルモデルチェンジした次世代モデルも公開しました。「eCanter」の次世代モデルは2023年春に発売を予定しています。