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親会社ダイムラートラック社、フランクフルト証券取引所への上場手続きを完了

 

・ 12月10日付で上場、現地での取引コードは「DTG」に
・ 各事業セグメントの業績・収益性向上と、カーボンニュートラルな輸送への変革の達成を目指す
・ ドイツ株価指数(DAX)構成銘柄に2022年第1四半期に指定される見込み

 

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:ハートムット・シック、以下 MFTBC)は、MFTBCの主要株主で親会社であるダイムラートラック社(Daimler Truck Holding AG)がドイツ・フランクフルト証券取引所への上場手続きを2021年12月10日付で完了したことをお知らせします。ダイムラー社からの分離の後で、ダイムラートラック社は企業としての独立を果たしたことになります。これにより、世界最大級の商用車メーカーの株式の直接取引が可能になります。

ダイムラートラック社は、独立により、新しい時代にも安定した事業活動を行えると考えています。同社は、カーボンニュートラルな輸送が求められる時代に商用車業界をけん引するべく、収益性の向上に向けて継続的に投資しています。ダイムラートラック社は同社の株式をフランクフルト証券取引所のプライム市場に上場するとともに、40社に拡大されたドイツ株価指数(DAX)の構成銘柄に2022年第1四半期にも指定されると見込んでいます。

ダイムラートラック社代表取締役のマーティン・ダウムは、フランクフルト証券取引所で次のように述べました。「今日という日は、ダイムラートラック社にとって歴史的な日です。125年にわたり、私たちのトラックとバスはダイムラーグループの一部でしたが、いま、私たちは上場企業として独立しました。当社の素晴らしくグローバルなチームとともに、企業としてのさらなる成功に向け、独立した企業としてのクリエイティブな機会を活用できることを楽しみにしています。当社の社員、お客様、そしてもちろん株主の皆様、すべての人たちがこれによる利益を受けることができます」

125年前、ダイムラートラック社の創業者たちは、彼らのトラックとバスによって、現代の運輸業界の祖となりました。今日、同社は世界に40以上の製造拠点と10万人以上の従業員を有する、世界でも有数の商用車メーカーとなりました。ダイムラートラック社は「FUSO」「バーラト・ベンツ」「フレートライナー」「メルセデス・ベンツ」「ゼトラ」「トーマス・ビルト・バス」「ウエスタン・スター」という七つのブランドを傘下に束ねています。同社は高度な技術的専門性とお客様のニーズへの配慮によって、サステナブルな輸送を成功させることを目指しています。

ダイムラートラック社は上場企業として、ゼロエミッションな輸送への道を、より集中的かつ迅速にけん引していきたいと考えています。バッテリー式電気トラックは都市内の商品配送のような物流輸送に用いられ、水素による燃料電池車両は、将来的にカーボンニュートラルな長距離のトラック輸送に必要になります。ダイムラートラック社の目標に沿い、MFTBCは2039年までに、日本と欧州、北米における新車を全てカーボンニュートラルに走行するものとする計画です。また、燃料電池車両の2020年代後半の量産化を目指しています。

ダイムラートラック社の株式は、フランクフルト証券取引所の規制市場(プライム基準)において、「DTG」のコードで取引されます。ISINコードはDE000DTR0CK8、ドイツのWKNコードはDTR0CKです。

「世界を動かす、すべての人のために」働く、ダイムラートラックの車両たち

 

 

 

ダイムラートラック社について

Daimler Truck Holding AG(「ダイムラートラック」)は、世界最大の商用車メーカーの一つであり、世界40以上の主要拠点と、10万人以上の従業員を有しています。ダイムラートラック社の創業者は、125年前にそのトラックとバスによって、現代の輸送産業の基礎を作りました。今日まで変わらず、同社は「世界を動かす、すべての人のために」というひとつの目的のために活動を続けています。同社のお客様は、確実、時間通り、そして安全な人々の移動と商品の輸送を可能にし、そのための技術、製品、そしてサービスを提供します。これはカーボンニュートラルな運転への転換にも当てはまります。深い技術的知識とお客様のニーズを明確に把握することで、サステナブルな輸送を成功に導くことに尽力しています。事業活動は五つの報告セグメントによって構成されています。トラックノースアメリカ(TN)は「フレートライナー」と「ウエスタン・スター」、そしてスクールバスのブランドである「トーマス・ビルト・バス」のブランドを有しています。トラックアジア(TA)は「FUSO」「バーラト・ベンツ」のブランドを持ちます。メルセデス・ベンツ(MB)は同名のトラックブランドです。ダイムラーバス(DB)は「メルセデス・ベンツ」と「ゼトラ」というバスブランドを抱えています。新たな第5のセグメントはダイムラートラックファイナンシャルサービス(DTFS)です。トラックセグメントの製品ラインアップは長距離、配送、建設輸送向けの小型、中型、大型トラックと、主に地方自治体や専門機関で運用される特殊車両に及びます。バスセグメントの製品ラインアップは、路線、スクール、長距離(都市間)および観光の各バスと、バス用シャシーが含まれます。同社は新車・中古車の販売に加え、アフターサービスとコネクティビティサービスも提供しています。2020年には、約378,500台のトラックとバスを納車しました。

 

三菱ふそうトラック・バス株式会社について

三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)は、ダイムラートラック社が89.29%、三菱グループ各社が10.71%の株式を保有し、川崎市に本社を置く商用車メーカーです。85年以上の長い歴史を持つFUSOブランドの、小型、中型、大型トラックやバス、産業用エンジンを含む製品を世界170以上の市場向けに開発・製造・販売しています。2017年、初の量産型電気小型トラック「eCanter」を市場に導入し、2019年には、日本の商用車市場のベンチマークとなる、SAEレベル2相当の高度安全運転技術を搭載した大型トラック「Super Great」を商用車メーカーとして初めて日本に導入しました。MFTBCは、ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社(DICV)とともにダイムラー・トラック・アジアの一員として、製品開発、部品調達、生産などの分野で協力し、お客様に最高の価値を提供しています。

 

Daimler Trucks Asiaについて

ダイムラートラック社傘下のダイムラー・トラック・アジア(DTA)は、85年以上の歴史を持つ日本の商用車業界の象徴である三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)と、インド市場で新進気鋭の商用車メーカーであるダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社(DICV)を共同で運営する組織体です。DTAは、製品開発、生産、輸出、調達、開発を組織として共同で行う戦略的なビジネスモデルを採用することで、革新的で最先端かつ価値の高い製品をお客様に提供しています。DTAは「人と地球に、より良い生活と環境を実現するモビリティ・ソリューションを提供します」をビジョンとし、全世界のダイムラートラックグループの目的である 「For all who keep the world moving/世界を動かす、すべての人のために」を柱として活動しています。

 

ふそうブランドについて

「ふそう」はダイムラートラックのブランドの一つです。世界170以上の市場において小型、中型、大型のトラックやバスといった幅広い商用車や、産業エンジン、コネクティビティソリューションを展開しています。日本の商用車業界における象徴的ブランドであり、85年以上にわたって、日本ならではの品質や熟練技術によって、効率性や安全性、快適性を追求した商品を提供してきました。特に小型トラックセグメントの商品ラインアップで評価されており、小型トラック「キャンター」は世界中の様々な市場でトップシェアを獲得しています。2017年には日本初の量産型電気小型トラック「eCanter」を発売し、ふそうはeモビリティにおけるパイオニアとしての地位を確立しました。ふそうのブランドスローガンである「Future Together」は、私たちがお客様に対し安全かつサステナブルな輸送ビジネスを共に未来へ繋いでいくことを約束する意思が込められています。